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プーチンのロシア 法独裁への道 

プーチンのロシア 法独裁への道 袴田茂樹 著

袴田茂樹 著

発売日:2000.10.17
定価:1,045円
サイズ:四六判変型
ISBNコード:4-7571-2051-6

品切れ

この本の内容

ロシア問題のスペシャリストが、プーチンの人物像と政策からロシアの未来戦略を分析する。日ロ新時代の基本テキスト。

目次

第1章 プーチン政権の歴史的位置
第2章 ロシア史への実感的視点
第3章 ゴルバチョフからエリツィンへ
第4章 ロシアはプーチンをどう迎えたか
第5章 プーチンのロシア
第6章 プーチンの内外政策を読む
第7章 プーチンの政治改革
第8章 プーチンの対外戦略と日露関係
あとがきにかえて プーチン大統領への訴え

著者紹介

袴田 茂樹(はかまだ しげき)
青山学院大学教授
一九四四年大阪府生れ。
東京大学文学部卒。モスクワ国立大学大学院ソビエト社会論修了。東大大学院国際関係論博士課程修了。芦屋大学教授、青山学院大学助教授を経て、現職(国際政治経済学部教授)。
モスクワ大学留学中に、ロシア人学生たちと胸襟を開いて付き合い、「ロシア社会の息づかい」を肌で知りえたことが、自らのロシア分析の基礎だという。
二期目のエリツィン政権は、治安の回復や社会政策のため、国家の役割が大きくならざるをえず、外交も国益中心の現実主義路線が強まると予測(『毎日新聞』96年7月29日)。北方領土問題については、いかに「ロシア自身の利益になることを説得し、実感させるか」にかかっているとして、婉曲な表現ではあるが、法的正義に依拠する外務省の姿勢を批判した。
主な著書に『ソビエト・七○年目の反乱』(集英社、90年)、『深層の社会主義』(筑摩書房、87年)、『ソ連-誤解をとく二五の視角』(中央公論社、87年)などがある。