ホーム > 書籍出版 > エリア・エコノミックス アジア経済のトポロジー

エリア・エコノミックス アジア経済のトポロジー

エリア・エコノミックス 原洋之介 著

原洋之介 著

発売日:1999.03.19
定価:2,090円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4007-X

品切れ

この本の内容

人類学者として世界的に有名なクリフォード・ギアツの著作を、アジア経済論の我国第一線の著者が、アジア経済学研究の新しい学問をつくり上げる目的から読み直す野心作。ギアツのインドネシア研究に基づく研究は、バザール、行商人、企業が欧米と違ってどのように動いているかを見事に読み解く。それを駆使し、市場万能主義でない、アジアの歴史と伝統、文化を踏まえた経済学を模索する。87年刊行の旧著を全く一新し、アップデートした、まさに現在必読のアジア経済学教科書。

目次

プロローグ 経済学への懐疑
クリフォード・ギアツの経済学――経済学と地域研究の間で
ギアツの経済学
バザール――いかにして人は取引をおこなうのか
デサ――どうして人は他者に想いをはせるのか
企業型経済――なぜ人は組織にとどまらないのか
エピローグ 地域研究への期待

著者紹介

原洋之介(はら・ようのすけ)
政策研究大学院大学教授。専門は、開発経済学、アジア経済論。
著書に『新東亜論』『東アジア経済戦略』(ともに、NTT出版)、『「農」をどう捉えるか』『北の大地・南の列島の「農」』(ともに、書籍工房早山) などがある。