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場のマネジメント 経営の新パラダイム

場のマネジメント 伊丹敬之 著

伊丹敬之 著

発売日:1999.01.23
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-2008-7

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この本の内容

組織のまとまりとエネルギーは個人の自律から。ヒエラルキー組織論や、昨今のネットワーキング論を越え、マネジメント原理の発見を「場」に集約させる。時代要請に正面から応える意欲作。

目次

プロローグ なぜ「場」か
第1章 場とは何か――基本要素と機能
 1.場とは
 2.場と経営
 3.場の基本要素と機能
 4.生命組織とオーケストラの中で
第1章補遺 人間観、組織観、構造からプロセスへ
第2章 場はいかに秩序とエネルギーを生むか――場のメカニズム
 1.藤沢武夫の「場による経営」
 2.秩序とエネルギーの生まれるメカニズム
 3.経営組織の中の場
第2章補遺 場のメカニズムの詳細
第3章 場のマネジメント――パラダイム転換
 1.場のマネジメントとは何か
 2.ヒエラルキーパラダイムから場のパラダイム
 3.なぜパラダイム転換が必要か
 4.場と個人
第4章 場の設定と創発
 1.場を設定する、場を創発させる
 2.場の設定のマネジメント
 3.場の創発のマネジメント
 4.場のダイナミズム:設定と創発のミックス
第5章 場のかじ取り――プロセスのマネジメント
 1.プロセスマネジメントの基本
 2.場の中でのかじ取りステップ
 3.かじ取りから場の熟成へ
第6章 場の中のマネジャー――四つの顔
 1.マネジャーの役割:人間の神経系から考える
 2.場のマネジャーの四つの顔
 3.場のマネジャーの微妙なバランス
エピローグ 場を生かし、個を活かす
参考文献
あとがき

著者紹介

伊丹 敬之(いたみ ひろゆき)
1945年 愛知県に生まれる
1967年 一橋大学商学部卒業
1972年 カーネギー・メロン大学経営大学院博士課程修了
1985年 一橋大学商学部教授、現在に至る
著書に「新・経営戦略の論理」「ゼミナール経営学入門」(共著)(ともに日本経済新聞社刊)、「マネジメント・コントロールの理論」(岩波書店刊)、「日本の化学産業―なぜ世界に立ち遅れたのか」「日本の造船業―世界の王座をいつまで守れるか」「日本の銀行業―ほんとうに発展したのか」「日本の自動車産業―なぜ急ブレーキがかかったのか」「日本のコンピュータ産業―なぜ伸び悩んでいるのか」「日本の鉄鋼業―なぜいまも世界一なのか」などの産業シリーズ、「マネジメント・ファイル’93―企業は誰のものか」(ともにNTT出版刊)、「人本主義企業―変わる経営・変わらぬ原理」「ポーランドからの手紙」(ともに筑摩書房刊)など多数。