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灰に謎あり 酒・食・灰の怪しい関係 

灰に謎あり 酒・食・灰の怪しい関係 小泉武夫 著

小泉武夫 著

発売日:1998.07.11
定価:1,650円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-87188-565-8

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この本の内容

誰も見過ごしがちな灰と人間の密接な関係を食.染織、酒造、やきもの、漢方などさまざまな切り口から明らかにし、灰が果たす謎多き役割を、誰にもわかる易しい言葉にで説き明かすご存知小泉先生の名エッセイ。灰が人間の生活をこんなにも豊かにしているのか、読むものは不思議な思いにかられつつ、やがて灰に還る自分に気づく、終生の友、灰にありがとうと言いたくなる一冊。

目次

はじめに
1 灰の生いたち 灰の誕生と埋火のこと 灰の成分と用途 そして灰屋のこと
2 灰と食 食べものと灰 酒と灰 醤油・味噌と木灰 海藻と灰 料理と灰汁
3 灰の恵み 和紙・織物と木灰 染料・染色と木灰 やきものと灰
4 灰の効能 薬と灰 『秘術伝書』と灰
5 灰の恐怖 火山と灰 死の灰
6 灰と高貴 茶道・香道と木灰 習俗・宗教と灰 文学と灰
あとがき

著者紹介

小泉 武夫(こいずみ たけお)
1943年、福島の酒造家の家に生まれる。
1966年東京農業大学農学部卒業。現在、東京農業大学教授、(財)日本発酵機構余呉研究所所長。醸造学、発酵学専攻。
「酒の話」(講談社)「酒肴奇譚」(中央公論社)「中国怪食紀行」(日本経済新聞社)、酒と食のエッセイをかかせては超一流、食品加工分野でもユニークな先端科学者として有名。多くのファンを持つ。