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雨男、お花畑をゆく 

雨男、お花畑をゆく 塚谷裕一 著

塚谷裕一 著

発売日:1997.07.18
定価:1,540円
サイズ:四六判変型
ISBNコード:4-87188-640-9

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この本の内容

同行の人に文句を言われ、ときには遭遇の憂き目にまであいながらも、北海道から西表島まで、珍しい草花を求めて駆け巡る。雨に好かれる植物学者のユニークな出歩きエッセイ。

目次

1.「雨男」とは何か――まえがきにかえて
2.雨の降り始め――屋久島
3.光る茸――西表島
4.百年目のコウシンソウ――庚申山
5.スプリング・エフェメラル――大菩峠・雲取山
6.サクラソウをたずねて――岩木山・八甲田山
7.命あっての――那須岳
8.固有種の山で――アポイ岳
9.遭難――大雪・トムラウシ
10.野鳥さえずる公園――米国・マディソン
11.お花畑をゆく――南アルプス
12.あとがき

著者紹介

塚谷 裕一(つかや ひろかず)
64年鎌倉市生まれ。
東京大学大学院理学系研究科植物学選考博士課程修了。現在、同大学分子細胞生縁研究所でシロイヌスズナを使い、葉の形づくりに関して発生遺伝学的な研究を進める一方、ヒマラヤ、マレーシアなどでの野外調査を通じて植物の形の多様性も研究している。
著書に、『漱石の白くない白百合』『植物の<見かけ>はどう決まる』『果物の文学誌』『異界の花』など。