「ほとんど無害」な計量経済学
応用経済学のための実証分析ガイド
ヨシュア・アングリスト/ヨーン・シュテファン・ピスケ 著
大森義明/小原美紀/田中隆一/野口晴子 訳
Malpu Design(清水良祥) 装丁
- 発売日
- 2013.05.31
- 定価
- 6,160円
- サイズ等
- A5判 388ページ (並製)
- ISBNコード
- 978-4-7571-2251-2
内容
Overview

応用経済学に革命をもたらした実験学派のアプローチについての代表的テキスト。
労働・教育の経済学では主流となっている計量分析の理論と応用をユーモアあふれる筆致で解説。実証分析の専門家に必須の一冊。
目次
Index
第1章 問いに関する問い
第2章 実験的理想
2.1 セレクション問題
2.2 無作為割当がセレクション問題を解決する
2.3 実験の回帰分析
第3章 たかが回帰,されど回帰
3.1 回帰分析の基礎
3.2 回帰分析と因果関係
3.3 異質性と非線形性
3.4 回帰分析の詳細
3.5 補論:加重平均導関数の導出
第4章 機能する操作変数
4.1 IV と因果関係
4.2 漸近的2SLS推論
4.3 2標本IVと分割標本IV
4.4 潜在的結果が同一にならない場合のIV
4.5 LATEの一般化
4.6 操作変数法の詳細
4.7 補節
第5章 パラレルワールド:固定効果、差分の差分、パネルデータ
5.1 個人の固定効果
5.2 差分の差分:事前と事後,実験群と対照群
5.3 固定効果対ラグ付き従属変数
5.4 補論:固定効果とラグ付き従属変数についての補足
第6章 ちょっと跳んじゃうんだけど:回帰不連続デザイン
6.1 シャープなRD
6.2 ファジーなRD はIV である
第7章 分位点回帰モデル
7.1 分位点回帰モデル
7.2 分位点処置効果のIV による推定
第8章 標準じゃない標準誤差の話
8.1 頑健な標準誤差の推定値におけるバイアス
8.2 パネルにおけるクラスター相関と系列相関
8.3 付録:単純なMoulton 係数の導出