情報法入門【第7版】

デジタル・ネットワークの法律

小向太郎 著
米谷 豪 装丁

発売日
2025.01.30
定価
3,520円
サイズ等
A5判 272ページ (並製)
ISBNコード
978-4-7571-0406-8

内容

Overview

生成AIの急展開に並走するデジタルビジネス・政策の基本書

「情報法」に関する入門書として好評を博している『情報法入門』の最新改訂版。デジタル・ネットワークと情報に関する法律の総合理解のために、法律の専門知識のない読者でも理解できるよう丁寧に解説する。

<第7版における、主な改訂内容>

1. 最新技術の動向
 生成AI、メタバース、Web3など、新しい技術と懸念
 される問題
2. 情報化関連政策
 マイナンバーとマイナンバーカードの利用拡大
 デジタル化推進政策の進展(ネット上の消費者保護規制の
 強化)
 サードパーティ・クッキーの取得規制(電気通信事業法)
 AI政策の動向(EU:AI法、日本:AI戦略、米国:主要企業との
 政策合意等)
3. 海外における法整備の動向
 EUデータ戦略の動向(データ法案、デジタルサービス法、
 AI法等)
 プラットフォーム規制強化の動向(EUデジタル市場法、米国
 の訴訟動向等)
 サイバー犯罪やフェイクニュースへの対策強化
4. 重要判例
 ツイッター投稿削除請求事件最高裁判決(最二小判令和4年
 6月24日)
 食べログ レイティングアルゴリズム変更事件(東京高判
 令和6年1月19日)
 コインハイブ事件最高裁判決(最一小判令和4年1月20日)
 等

目次

Index

1 デジタル情報と法律
  1-1 情報法と情報通信技術
  1-2 情報に関わる法律の基礎
  1-3 情報化関連政策

2 情報の取扱いと法的責任
  2-1 情報の取得と保有
  2-2 情報発信と人格権侵害
  2-3 知的財産の保護
  2-4 個人情報保護
  2-5 インターネット上の犯罪

3 ネットワーク関連事業者
  3-1 通信と放送
  3-2 媒介者責任に関する制度
  3-3 プラットフォームとAI

著者

Author

小向太郎(こむかい・たろう)
中央大学国際情報学部教授。博士(法学)。情報通信総合研究所取締役法制度研究部長、日本大学危機管理学部教授をへて現職。専門は情報法。
著書に『概説GDPR─世界を揺るがす個人情報保護制度』
『実践eディスカバリ─米国民事訴訟に備える』(以上、NTT
出版)、『情報通信法制の論点分析』(共著、商事法務)他多数。