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SEIKO MIKAMI 三上晴子 記録と記憶

SEIKO MIKAMI 馬定延/渡邉朋也 編著

馬定延/渡邉朋也 編著

発売日:2019.03.22
定価:3,240円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-6078-1

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この本の内容

あなたは三上晴子を知っているか 

現代美術家/メディア・アーティストの三上晴子(1961-2015)と同時代を伴走した人々が描く、その活動の記録。
三上晴子の作品、論考、年譜も掲載

目次

序文――記録と記憶(馬定延・渡邉朋也)
知覚の美術館/大霊廟に向けて(三上晴子)
三上晴子と80年代(今野裕一)
キヤノン・アートラボと三上晴子(四方幸子)
00年代以降の三上晴子との協働(阿部一直)
多摩美術大学におけるメディア・アート教育の実践(久保田晃弘)
ヨーロッパの三上晴子(アンドレアス・ブレックマン)
ある特異な唯物論ー90年代ニューヨークにおける三上晴子との会話(高祖岩三郎)
追悼・三上晴子――彼女はメディアアーティストだったか(椹木野衣)
飴屋法水インタビュー:三上のこと
三上晴子作品のそれから(渡邉朋也)
三上晴子の30年(馬定延)
三上晴子 略年譜
作品図版(カラー)

著者紹介

【執筆者】
今野裕一(こんの・ゆういち)
『夜想』編集長。パラボリカ・ビス主宰。『夜想』『WAVE』『銀星倶楽部』『ur』などの雑誌を刊行したインディペンデント出版社ペヨトル工房を主宰した。『夜想』で文学、美術、思想、歌舞伎、コンピュータ、サブカルチャーなどを多岐に渡って特集するほか、 ダンスの台本・演出、展覧会のディレクション、イベントのプロデュースなどに手がけている。現在、茶による文化、村おこしに邁進。著書『ペヨトル興亡史ーボクが出版をやめたわけ』(冬弓舎、2001)など。
四方幸子(しかた・ゆきこ)
クリエイティブキュレーター。キヤノン・アートラボ、森美術館、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]と並行し、フリーで先見的な展覧会やプロジェクトを数多く実現。2010年代の仕事に札幌国際芸術祭2014アソシエイトキュレーター、茨城県北芸術祭2016キュレーター、メディアアートフェスティバル AMITディレクターなど。現在多摩美術大学・東京造形大学客員教授、IAMAS(情報科学芸術大学院大学)非常勤講師、明治大学兼任講師。東京ビエンナーレ2020プロジェクトディレクター、オープン・ウォーター実行委員会ディレクター。多摩美術大学では00年代に三上晴子と演習を担当。
阿部一直(あべ・かずなお)
キュレーター、アートプロデューサー。東京藝術大学美術学部芸術学科美学専攻卒。1990―2001年キヤノン・アートラボの専任コ・キュレーター。2003〜2017年山口情報芸術センター[YCAM]のキュレーター/アーティスティックディレクターとして主催事業全般のディレクション・監修を担当。アートラボ〜YCAM時代にわたって数々の三上晴子プロジェクトをプロデュース。多くの国内外のコンペティションなどの審査員を務める。2018年韓国国立Asia Culture Center(ACC)ゲストディレクターとして「Otherly Space / Knowledge」をキュレーション。
久保田晃弘(くぼた・あきひろ)
多摩美術大学教授/アートアーカイヴセンター所長。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースで、三上晴子とメディアアートをテーマにしたラボを共同運営。近著に「遙かなる他者のためのデザインー久保田晃弘の思索と実装」(BNN新社、2017)、「メディア・アート原論」(フィルムアート社、共編著、2018)、「インスタグラムと現代視覚文化論」(BNN新社、共訳編著、2018)、「ニュー・ダーク・エイジ」(NTT出版、監訳、2018)など。
アンドレアス・ブロックマン(Andreas Broeckmann)
美術史家、キュレーター。ライプツィヒ美術大学、オルデンブルグ大学客員教授。博士(美術史)。ロイファナ大学リューネブルクでロイファナ・アーツ・プログラムのディレクター、ロッテルダムのV2_のキュレーター、トランスメディアーレ、ISEA2010 RUHRの芸術監督、Dortmunder Uの初代ディレクターを歴任。現在は《非物質 (Les Immateriaux、1985)》展のリサーチと記録化プロジェクトに携わっている。著書『Machine Art in the Twentieth Century』(MIT Press、2016)など。
高祖岩三郎(こうそ・いわさぶろう)
翻訳家、批評家。1980年渡米後、画商、グラフィック・デザイナー、翻訳業を務める。著書に、『ニューヨーク列伝―戦う民衆の都市空間』(青土社、2006)、『流体都市を構築せよ!―世界民衆都市ニューヨークの形成』(青土社、2007)、『新しいアナーキズムの系譜学』(河出書房新社、2009)、『Radiation and Revolution』(Duke University Press、2019出版予定)。訳書に柄谷行人著『Architecture As Metaphor(隠喩としての建築)』(MIT Press、1995)、『Transcritique(トランスクリティーク)』(MIT Press、2003)など。
椹木野衣(さわらぎ・のい)
美術批評家。主な著作に『シミュレーショニズム』(洋泉社、1991/増補版、ちくま学芸文庫、2001)、『日本・現代・美術』(新潮社、1998)、『「爆心地」の芸術』(晶文社、2002)、『戦争と万博』(2005)、『後美術論』(2015年、第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(2017、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞、以上、美術出版社)など。共編著に『戦争と美術 1937-1945』(国書刊行会、2007/改訂版2016)、責任編集に『日本美術全集 19 拡張する戦後美術』(小学館、2015)他がある。現在、多摩美術大学美術学部教授、芸術人類学研究所所員。
飴屋 法水(あめや・のりみず)
1978年に唐十郎が主宰した状況劇場に音響スタッフとして参加。1983年に自身の劇団、東京グランギニョルを結成。1990年代以降は現代アートに活動の軸を移し、1995年にはヴェネチア・ビエンナーレに参加するが、突如美術活動を停止し、同じ年に珍獣専門の動物堂を開店する。2005年、必要最低限の食物摂取のみで24日間箱に籠った「バ  ング  ント」展(2005)で活動再開。2014年『ブルーシート』で岸田國士戯曲賞受賞。近著に『彼の娘』(文藝春秋、2017)など。

【編著者】
馬定延 (マ・ジョンヨン)
東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了(博士・映像メディア学)。現在、明治大学国際日本学部特任講師、多摩美術大学研究員、韓国『月刊美術』東京通信員。著書『日本メディアアート史』(アルテスパブリッシング、2014)、論文「光と音を放つ展示空間ー現代美術と映像メディア」(『スクリーン・スタディーズ』、東京大学出版会、2019)、共訳書『Paik-Abe Correspondence』(Nam June Paik Art Center、2018)など。
渡邉朋也 (わたなべ・ともや)
美術家、山口情報芸術センター[YCAM]アーキビスト。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業後、同大学情報デザイン学科研究室、同大学図書館勤務を経て、2010年から現職。展覧会や公演といった事業のドキュメンテーションを軸に、近年は同センターで制作/発表されたインスタレーション作品の修復/再制作プロジェクトのプロデュースを手がけている。美術家として参加した展覧会に《見えないものとの対話》(福岡/2015)、《マテリアライジング展Ⅲ》(京都/2015)、《光るグラフィック展》(東京/2014)など。