ホーム > 書籍出版 > ニュー・ダーク・エイジ テクノロジーと未来についての10の考察

ニュー・ダーク・エイジ テクノロジーと未来についての10の考察

ニュー・ダーク・エイジ ジェームズ・ブライドル 著

おススメ本

24/7 ジョナサン・クレーリー 著 24/7 ジョナサン・クレーリー 著 資本主義は睡眠を終わらせる 現代社会の「知覚の...

ジェームズ・ブライドル 著

久保田晃弘 監訳

栗原百代 訳

発売日:2018.11.29
定価:2,860円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4355-5

オンラインで購入

この本の内容

〈情報の海〉で溺れないために ―― 最注目アーティストによる未来の洞察
現在最注目のアーティスト・思想家による初の著書。デジタル・テクノロジーに覆われた現代世界を走査し、「新しい暗黒時代」の予兆を抉る。クラウド、気候変動、論文捏造、アルゴリズム、金融市場、ロボット労働、自動運転、機械学習など、数々のトピックを駆使して、未来を鋭く論じる。
情報テクノロジーはますます進化し、経済・政治・社会の変化を加速している。しかし今、人々は溢れかえる情報の海の中で、単純化された物語や「ポスト真実」に惑わされている。金融、ショッピング、AI、国家機密に至るまで、私たちは世界がどのように動いているのか理解できなくなっている。こうしたIT時代に潜む危険に、どう対処するか? テクノロジーに精通した気鋭のアーティストが、10のキーワードを提示し、未来を展望する。

目次

1. Chasm(裂け目)
 2. Computation(計算)
 3. Climate(気候)
 4. Calculation(予測)
 5. Complexity(複雑性)
 6. Cognition(認知)
 7. Complicity(共謀)
 8. Conspiracy(陰謀)
 9. Concurrency(並列)
10. Cloud(雲)

著者紹介

【著者】
ジェームズ・ブライドル (James Bridle)
1980年生まれ。アーティスト・ジャーナリスト・テクノロジスト。ロンドン大学でコンピュータ科学と認知科学の修士号を取得、ニューヨーク大学などで教鞭も執る。デジタル・イメージに溢れた現代の知覚と美意識を探る「New Aesthetic」の中心的論者。『イブニング・スタンダード』 による「ロンドンの1000人の最も影響力のある人物」、『WIRED』 による「ヨーロッパの100人の最も影響力のある人物」の1人に選ばれている。『WIRED』 『ICON』 『Domus』などに執筆、『オブザーバー』紙に出版やテクノロジーに関する定期コラムを寄稿している。

【監訳者】
久保田晃弘 (くぼた・あきひろ)
1960年生まれ。メディア・アーティスト。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授。著書=『遥かなる他者のためのデザイン』(BNN)、『メディア・アート原論』(共著、フィルムアート社)など。

【訳者】
栗原百代 (くりはら・ももよ)
翻訳家。訳書=ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』『啓蒙思想2.0』、ヒース&ポター『反逆の神話』(以上NTT出版)など。