書籍出版
戦後洋楽ポピュラー史 1945-1975 資料が語る受容熱
発売日:2018.05.30
定価:5,060円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-7050-6
この本の内容
ポピュラー音楽研究の金字塔。戦後文化史必読の書。
進駐軍放送の時代から日本のポピュラー音楽が自立する70年代まで――。 人びとはいかに洋楽に魅せられ受け入れてきたか。ポピュラー音楽研究の第一人者が、当時の新聞・雑誌の膨大な記事や評論を紹介しながら、自らのライフヒストリーを交えてあとづける、瞠目のクロニクル。待望の書下し。 戦後の新聞・雑誌などの洋楽ポピュラー関連記事を渉猟。注目すべき記事を参照しながら、洋楽ポピュラー受容史をたどる決定版。
本書が描き出すのは、欧米文化受容に熱烈にいそしんだ、戦後日本人の自画像であり、メディアと大衆的欲望の蜜月、そして今日のポップ文化の源流とも言えよう。戦後ポピュラー音楽史のミッシングリンクを埋め、戦後文化史研究に大いに寄与する、待望の書。
第31回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(2018年度)著作出版物賞部門受賞!
進駐軍放送の時代から日本のポピュラー音楽が自立する70年代まで――。 人びとはいかに洋楽に魅せられ受け入れてきたか。ポピュラー音楽研究の第一人者が、当時の新聞・雑誌の膨大な記事や評論を紹介しながら、自らのライフヒストリーを交えてあとづける、瞠目のクロニクル。待望の書下し。 戦後の新聞・雑誌などの洋楽ポピュラー関連記事を渉猟。注目すべき記事を参照しながら、洋楽ポピュラー受容史をたどる決定版。
本書が描き出すのは、欧米文化受容に熱烈にいそしんだ、戦後日本人の自画像であり、メディアと大衆的欲望の蜜月、そして今日のポップ文化の源流とも言えよう。戦後ポピュラー音楽史のミッシングリンクを埋め、戦後文化史研究に大いに寄与する、待望の書。
第31回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(2018年度)著作出版物賞部門受賞!
書評掲載情報
intoxicate 2018年6月号 (2018年06月20日付)
MOONSHINER 2018年7月号 (2018年07月01日付)
レコード・コレクターズ 2018年8月号 (2018年07月14日付)
ミュージック・マガジン 2018年8月号 (2018年07月20日付)
ポピュラー音楽研究 vol.22 (2019年02月01日付)
MOONSHINER 2018年7月号 (2018年07月01日付)
レコード・コレクターズ 2018年8月号 (2018年07月14日付)
ミュージック・マガジン 2018年8月号 (2018年07月20日付)
ポピュラー音楽研究 vol.22 (2019年02月01日付)
目次
まえがき
第一章 一九四〇年代後半
「有閑マダムや不良青年達とのみ存在しうる亡国の音楽」
「第二放送は進駐軍慰安に提供」
「砂糖に蝟集する蟻の如く」人が集まる「軽音楽大会」
「電力石炭不足等による印刷不進行」での執筆活動―「アメリカ音楽」
「すごいジャズの人氣―流行歌をしのぐレコードの売行き」
第二章 一九五〇年代前半
〈ボタンとリボン〉で始まった日本語盤
「来朝する世界的ジャズ楽人」、そしてラテン、フラメンコ、シャンソン
「軽音楽支持のヂェネレーション」が読む『ミュージック・ライフ』
「小娘や十七、八のアンチャンの熱狂的に愛するジャズ」は「なぜ流行る?」
第三章 一九五〇年代後半
「ネコもシャクシも」マンボ―「チンチクリンの五頭身でも」
「リズム・アンド・ブルース」、転じて「ロック・アンド・ロール」
「シャンソン・ド・パリ」
「甘く美しいムード・ミュージック」
「燃え上がらないジャズ」
「日本に吹くか、カリプソ旋風」
ミュージカル、映画音楽
第四章 一九六〇年代前半
「ラテンみゅーじっくブーム」
「現代人のモダン・ジャズへの傾倒」
ヴォーカル、そしてヴォーカル・グループ
ミュージカル、ハワイアン、ウェスタン
「ニュー・リズム」
「フォーク・ソングつまり民謡が軽音楽界の主導権を」
「ビートルズ旋風」と「愛と情熱の歌カンツォーネ」
「空前絶後の外タレ・ラッシュ」
第五章 一九六〇年代後半
「’65年ポピュラー界の動き」
「エレキを弾く少年、モンキー・ダンスに興ずる若者、禁止を叫ぶ大人たち」
「フォーク・ソングのすべて」
「ウェスタン」、つまり「カントリー」
「ジャズ・グループ相次ぎ来演」
「静かにひろがるリズム・アンド・ブルース」
「ニュー・ロック・シーン」
「ポップス」という言葉
第六章 一九七〇年代前半
「ポピュラー どっと外国勢」、「来るヮ来るヮ」
「今日の音楽を語るときロック抜きには不可能だ」
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
「躍動するブラック・ミュージック」
70年代半ばという区切り
あとがき
索引
第一章 一九四〇年代後半
「有閑マダムや不良青年達とのみ存在しうる亡国の音楽」
「第二放送は進駐軍慰安に提供」
「砂糖に蝟集する蟻の如く」人が集まる「軽音楽大会」
「電力石炭不足等による印刷不進行」での執筆活動―「アメリカ音楽」
「すごいジャズの人氣―流行歌をしのぐレコードの売行き」
第二章 一九五〇年代前半
〈ボタンとリボン〉で始まった日本語盤
「来朝する世界的ジャズ楽人」、そしてラテン、フラメンコ、シャンソン
「軽音楽支持のヂェネレーション」が読む『ミュージック・ライフ』
「小娘や十七、八のアンチャンの熱狂的に愛するジャズ」は「なぜ流行る?」
第三章 一九五〇年代後半
「ネコもシャクシも」マンボ―「チンチクリンの五頭身でも」
「リズム・アンド・ブルース」、転じて「ロック・アンド・ロール」
「シャンソン・ド・パリ」
「甘く美しいムード・ミュージック」
「燃え上がらないジャズ」
「日本に吹くか、カリプソ旋風」
ミュージカル、映画音楽
第四章 一九六〇年代前半
「ラテンみゅーじっくブーム」
「現代人のモダン・ジャズへの傾倒」
ヴォーカル、そしてヴォーカル・グループ
ミュージカル、ハワイアン、ウェスタン
「ニュー・リズム」
「フォーク・ソングつまり民謡が軽音楽界の主導権を」
「ビートルズ旋風」と「愛と情熱の歌カンツォーネ」
「空前絶後の外タレ・ラッシュ」
第五章 一九六〇年代後半
「’65年ポピュラー界の動き」
「エレキを弾く少年、モンキー・ダンスに興ずる若者、禁止を叫ぶ大人たち」
「フォーク・ソングのすべて」
「ウェスタン」、つまり「カントリー」
「ジャズ・グループ相次ぎ来演」
「静かにひろがるリズム・アンド・ブルース」
「ニュー・ロック・シーン」
「ポップス」という言葉
第六章 一九七〇年代前半
「ポピュラー どっと外国勢」、「来るヮ来るヮ」
「今日の音楽を語るときロック抜きには不可能だ」
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
「躍動するブラック・ミュージック」
70年代半ばという区切り
あとがき
索引