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思想家ドラッカーを読む リベラルと保守のあいだで

思想家ドラッカーを読む 仲正昌樹 著

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仲正昌樹 著

発売日:2018.02.26
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2369-4

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この本の内容

ファシズムの時代を生き抜いたドラッカーは何と闘い、
どんな世界を夢見ていたのか?  

「マネジメント」「リーダーシップ」「プロフェッショナル」といった言葉ともに、日本でも絶大な人気を誇る、経営学者・思想家のピーター・ドラッカー。あまたの本がビジネス分野ならびに自己啓発分野において出版されてきたが、彼の思想的な側面はこれまで十分に掘り下げてはこられなかった。

本書は、ドイツ思想ならびに現代アメリカ思想、さらにはポストモダン思想にまで通暁している、思想史家・法哲学者の仲正昌樹氏が、ドラッカーを“思想"という観点から書いた、これまでにない入門書である。ドラッカーのテキストを精読することによって、その思想を整理し、さらには同時代の西洋思想史(自由主義、保守主義、ファシズム、社会主義、ユダヤ思想、ポストモダン思想等)のなかに置き直し、その真価を明らかにしたうえで、新たなドラッカー像を提示する。

書評掲載情報

トップポイント 2018年5月号 (2018年05月01日付)
月刊マネジメント倶楽部 2018年11月号 (2018年10月23日付)

目次

まえがき 人文学者、ドラッカーを読む
第1章 ウィーンのドラッカー
第2章 守るべきものとは何か?--ドラッカーの保守主義
第3章 なぜファシズムと闘うのか?--ドラッカーの自由主義
第4章 思想としての「マネジメント」
終 章 弱き個人のための共同体としての企業
あとがき

著者紹介

仲正昌樹 (なかまさ・まさき)

1963年、広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。文学や政治、法、歴史などの領域で、アクチュアリティの高い言論活動を展開している。著書に『今こそアーレントを読み直す』 (講談社現代新書)、『いまこそハイエクに学べ』(春秋社)、『日本とドイツ 二つの全体主義』(光文社新書)、『現代ドイツ思想講義』(作品社)、『集中講義!アメリカの現代思想』(NHKブックス)、『精神論ぬきの保守主義』(新潮選書)、『現代思想の名著30』(ちくま文庫)など多数。