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なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか 西洋と日本の歴史を問いなおす

なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか 関曠野 著

関曠野 著

発売日:2016.05.30
定価:2,640円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4346-3

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この本の内容

『プラトンと資本主義』『ハムレットの方へ』で衝撃的なデビューを果たし、その後も一作ごとに斬新な問題提起を行ってきた関曠野。
その長年に渡る思索を振り返って語り下ろす。さらに日本史についても、従来の見方に囚われない大胆な解釈を提示する。「フクシマ以後」を生きる日本人に贈る1冊。

目次

はじめに――思想史とはいかなる作業なのか
第1章 ヨーロッパ史を問いなおす――矛盾と相克の歴史
第2章 革命について――革命神話はどのように生まれ、伝播したか
第3章 民族主義という問題――「民族」観念の起源とその再生
第4章 アメリカの世紀の終焉――グローバリズムの限界と平和の条件
第5章 科学と社会――古代ギリシャの自然観と科学の再魔術化
第6章 資本主義とは何であり、何が問題なのか――単なる経済現象ではなく、精神史的な問題
第7章 貨幣の崇拝と通貨改革の思想――グローバル金融システムの支配からどう離脱するか
第8章 日本史を再考するⅠ(古代から江戸時代まで)――文明のユニークさを探る
第9章 日本史を再考するⅡ(明治から現代)――近代日本の権力構造
第10章 歴史の証人としての知識人

著者紹介

【著者略歴】
1944年東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、共同通信社に入社し、名古屋支社、国際局海外部などをへて1980年からフリーランスの文筆業。
著書に『プラトンと資本主義』(北斗出版、絶版)『フクシマ以後――エネルギー・通貨・主権』(青土社9784791766222)など多数。