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コンピュータ・アートの創生 CTGの軌跡と思想 1966-1969

コンピュータ・アートの創生 大泉和文 著

大泉和文 著

発売日:2015.12.08
定価:6,048円
サイズ:B5判
ISBNコード:978-4-7571-0361-0

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この本の内容

メディア・アートの先駆者:CTGの全貌

日本が生んだ第1世代のコンピュータ・アート集団で国際的にも有名なCTG(Computer Technique Group)の初の本格的研究。CTGとその時代を一次資料で詳細に検証し、オリジナルプログラムの失われたCTG作品を今日のプログラミング言語で再現。コンピュータ&メディア・アート史研究の必須文献。

目次

はじめに

序論
1.研究の背景
2.CTGの概要
3.CTGに関する既往研究および展覧会について
4.本書の位置づけ
5.本書の目的および意義
6.資料および研究の方法
7.本書の構成

第1章 CTG結成まで
1. CTGメンバーの概要
2. 藤田組学生重役会──槌屋と幸村の出会い
3. 渡辺茂研究室とC.B.A.
4. IBM懸賞論文応募とCTG結成

第2章 CTG活動史 1966─1969年
1. 日本宣伝美術会応募と《Kennedy》シリーズ
2. 『岩波講座 基礎工学』表紙CG
3. シンポジウム「電子計算機と芸術」の開催
4. 「第1回コンピュータ・アート・コンテスト」
5. 「Cybernetic Serendipity」展
6. 『入門・コンピュータ』(旺文社新書)の出版
7. 『Computers and Automation』主催「The 6th annual computer art contest」入選
8. 「現代美術の動向」展
9. 「コンピュータ・アート展 “電子によるメディア変換” 」
10. 「メカニカル・デザイン」展
11. 「第14回 毎日産業デザイン賞」ノミネート
12. 「国際サイテックアート展“ELECTROMAGICA’69”」
13. 「第6回パリ青年ビエンナーレ」
14. 「Computer-Kunst On the Eve of Tomorrow」展
15. 「第35回ベネツィア・ビエンナーレ」
16. テキスト作品とその他の活動

第3章 CTG解体
1. CGアニメーションの制作
2. 3つのコンピュータ・アニメーション概要
3. CGアニメーションの考察
4. 作品上映とCTG解体イヴェント

第4章 代表的4作品の再現によるアルゴリズムの解明
1. 再現対象とした作品について
2. 使用したプログラム言語について
3. 《Kennedy》シリーズの再現
4. 《Running Cola is Africa !》の再現
5. 《Deformation of Sharaku》の再現
6. 《Return to a square (a),(b)》の再現
7. 作品再現を踏まえての考察

第5章 結論
1.CTGの目指したもの
2.CTGが実現できたこと
3.CTGがやり残したこと(実現できなかったこと)
4.CTG批判を超えて──果たしてCTGは早すぎたのか
5.メディア・アートから「メディア」の冠を外すとき

資料
A.シンポジウム「電子計算機と芸術」
B.「Cybernetic Serendipity」展 作品および資料
C.《APM No.1》コントロール・ユニット資料
D.John H. Whitney “Experiments in Motion Graphics...” テキスト
E.CTG作品リスト
F.CTG年譜

引用文献一覧
参考文献一覧

謝辞

著者紹介

大泉和文(おおいずみ・かずふみ):美術家。1993年筑波大学大学院芸術研究科修了。
中京大学工学部教授、博士(メディア科学)。