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メディア考古学 過去・現在・未来の対話のために

メディア考古学 エルキ・フータモ 著

エルキ・フータモ 著

太田純貴 編訳

発売日:2015.02.24
定価:4,070円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-0354-2

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この本の内容

失われたメディアを求めて

古くなり、忘れられ、消えてしまったメディアを再考察することによって、今日の新しいメディアへの理解を深める試みが、「メディア考古学」である。メディア考古学は、技術決定主義に基づく進歩の歴史観を解体する。
本書は、メディア考古学の第一人者、エルキ・フータモの代表的な論文を集めた、メディア考古学の最良の入門書である。

Media Archaeology: Dialogues between the Past, Present, and Future

目次

エルキ・フータモによる序文

第Ⅰ部 理論編
 第1章 メディア考古学の考古学
 第2章 妖精エンジンを分解する――トポス研究としてのメディア考古学
 第3章 異文化間のインターフェース――西洋びいきのメディアの歴史を修正するために

第Ⅱ部 実践・架橋編
 第4章 「世界はみな、ひとつの万華鏡」――メディア文化揺籃期へのメディア考古学的見通し
 第5章 愉快なスロット、困ったスロット――アーケードゲームの考古学
 第6章 ソーシャルメディアというパノプティコン――メディア装置についての省察
 第7章 バックミラーのなかのアート――アートにおけるメディア考古学的伝統

原註
編訳者註
編訳者解説
日本語で読めるエルキ・フータモの文献リスト
索引

著者紹介

【著者】エルキ・フータモ(Erkki Huhtamo):1958年フィンランド生まれ。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デザイン・メディアアート学科教授。
メディア文化論の世界的権威。

【編訳者】太田純貴(おおた・よしたか):1980年生まれ。京都大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。美学美術史学。