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2030年の世界経済 新興国と先進国 共同リーダーシップの時代

2030年の世界経済 イワン・ツェリッシェフ 著

イワン・ツェリッシェフ 著

発売日:2014.07.28
定価:2,750円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2337-3

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この本の内容

BRICSやE-9などの新興国の台頭は、先進国の衰退ではなく再活性化のチャンスだ。国際的なエコノミストがユニークな視点からグローバル経済の現状と2030年までのシナリオを、目を引く事実とデータからわかりやすく解説。

書評掲載情報

日本経済新聞(2014年8月17日付)

目次

プロローグ

第1章 激変する世界経済の勢力図
 1 新興大国経済の規模が先進大国を超える日
 2 製造業――新興国と先進国の分業の深化
 3 農業と鉱業――新興大国の優位
 4 サービス――先進国の優位
 5 金融力――米・英・日はリード、中・ロは金融大国へ
 6 21世紀の世界経済――共同リーダーシップの構図

第2章 先進国の経済が低迷しても新興大国の経済は伸びる――デカップリングの時代
 1 リーマン・ショック――新興大国の自律的成長の出発点
 2 新興大国における大量消費社会の形成
 3 成長を支える財政出動
 4 成長をけん引する地方と地方都市
 5 急拡大する新興国間貿易
 6 ポスト・デカップリング――新興大国が世界経済の成長エンジンになる

第3章 新興大国のコンディション
 1 マクロ経済の状況
 2 内情の安定性
 3 産業競争力
 4 ビジネス環境とグローバルビジネス拠点としての強弱

第4章 新しい世界経済の兆候
 1 グローバル価格とグローバル賃金が形成している
 2 先進国と新興国との生産コストの格差が消える
 3 工業生産は先進国に回帰する
 4 「本物効果」により先進国から新興国への輸出が伸びる
 5 新興大国の企業は非価格競争力を高める
 6 新興大国のコモディティ企業は有力なグローバルプレーヤーになる
 7 E9・G7の経済連携によるシナジー効果が大きくなる

エピローグ――「グローバル化された国家」の世界と日本の緊急課題

著者紹介

イワン・ツェリッシェフ(Ivan Tselichtchev)
1956年モスクワ生まれ。新潟経営大学教授。
フランス通信(AFP)とCNBCテレビのコメンテータ、英オクスフォードアナリティカのライター、国際会議やイベントのスピーカー等。英語、日本語、ロシア語で300以上の著書を出しているユニークな国際的エコノミスト。
2004年、内閣府に生活達人に認証。
著書に『日本を豊かにする3つの方法』(小学館)、『ロシア経済に何が起こっているか』(日本経済新聞社)などがある。