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自然を名づける なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか

自然を名づける キャロル・キサク・ヨーン 著

キャロル・キサク・ヨーン 著

三中信宏/野中香方子 訳

発売日:2013.08.28
定価:3,520円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-6056-9

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この本の内容

18世紀の天才リンネから始まった生物分類学は、20世紀になって「魚は存在しない」との結論に至った。なぜ?! そこには科学と直感との間の抗争があった。生物分類学の歴史を平易に語り、人間にとって「分類」とはなにかを考察する。

目次

第1章 「存在しない魚」という奇妙な事例
第2章 若き預言者
第3章 フジツボの奇跡
第4章 底の底には何が見えるか
第5章 バベルの塔での驚き
第6章 赤ちゃんと脳に損傷を負った人々の環世界
第7章 ウォグの遺産
第8章 数値による分類
第9章 よりよい分類は分子から来たる
第10章 魚類への挽歌
第11章 奇妙な立ち位置
第12章 科学の向こう側にあるもの

著者紹介

【著者】
キャロル・キサク・ヨーン:1962年生。アメリカの進化生物学者・科学ジャーナリスト。

【訳者】
三中信宏(みなか・のぶひろ):農業環境技術研究所上席研究員・東京大学大学院教授。
著書に『系統樹曼荼羅』(NTT出版)などが、訳書に『過去を復元する』(勁草書房)などがある。

野中香方子(のなか・きょうこ):翻訳家。
訳書に『人類20万年 遥かなる旅路』(文藝春秋)などがある。