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災害に強い情報社会 東日本大震災とモバイル・コミュニケーション

災害に強い情報社会 本條晴一郎/遊橋裕泰 著

本條晴一郎/遊橋裕泰 著

モバイル社会研究所 企画

発売日:2013.01.25
定価:2,640円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0330-6

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この本の内容

東日本大震災でモバイル・コミュニケーションは十分な役割を果たせなかった。震災から何を学び、次の大災害にどう備えるか、通信メディアの側面から考える。NTTドコモ・モバイル社会研究所による、被災地内外の現場からの調査報告。

目次

はじめに パンドラの箱「東日本大震災」
第1章 災害に強い社会とは?
第2章 地震・津波被害と情報行動
第3章 ケータイは災害時の意思決定を支えられるか
第4章 モバイル・コミュニケーション・ネットワークの災害対策
第5章 「インターネット的」なコミュニケーションの支援
第6章 情報発信と心理的ケア
第7章 「インターネット的」な時代における災害対応
おわりに 箱の底の希望

著者紹介

本條晴一郎(ほんじょう・せいいちろう)
NTTドコモ モバイル社会研究所 副主任研究員。法政大学経営学部兼任講師。流通科学大学附属流通科学研究所客員研究員。
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了、博士(学術)。防災士。学術振興会特別研究員、東京大学東洋文化研究所特任研究員を経て現職。
学習とコミュニケーションをキーワードに、生物がいかにして複雑な世界を認識しているかの仕組みと社会における多様性の研究をおこなっている。
共著書に『ハラスメントは連鎖する』(光文社新書)が、論文に「多様性のマネジメント」『マーケティングジャーナル』119号(共著)、「ハラスメントの理論」『東洋文化』89号などがある。

遊橋裕泰(ゆうはし・ひろやす)
NTTドコモ モバイル社会研究所 主任研究員。法政大学デザイン工学部兼任講師。情報・システム研究機構新領域融合研究センター共同研究員。
東京工業大学大学院社会理工学研究科修了、博士(学術)。MBA、専門社会調査士、防災士。
研究プロジェクトの企画・管理や、「災害に強い情報社会」、「モバイルを活用したネットワーク組織」などをテーマとした調査研究に取り組む。日本学術振興会先導的研究開発委員会「クライシスに強い社会・生活空間の創成」で委員を務める。
共編著に『モバイルバリューの社会システム』(経済産業調査会)、『地域メディアが地域を変える』(日本経済評論社)などがある。