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系統樹曼荼羅 チェイン・ツリー・ネットワーク

系統樹曼荼羅 三中信宏 文

三中信宏 文

杉山久仁彦 図版

発売日:2012.11.09
定価:3,024円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-4263-3

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この本の内容

人類は歴史を通じて分類を行い、系統樹などの図像表現を用いてきた。それらはいわば図形言語であり、科学の出発点である。生物学者三中信宏と、デザイナー杉山久仁彦のコラボレーションによる系統樹図像の集大成。楽しくも刺激的な一冊。

目次

プロローグ:世界を覆いつくす系統樹――そのルーツを探る

第1部 「生物樹」――多様な生物界の図像化
エルンスト・ヘッケルの生物時空系統樹
進化の樹:チャールズ・ダーウィンの末裔
鎖と樹と網:系譜のとり得るかたち
三次元系統樹のもつ新たなヴィジュアル性
分類体系は系統樹の時空的断面である
円から球へ:高次元系統樹を描く
文字テクストと図像パラテクスト

第2部 「家系樹」――人間に直結する家系図
祖先の蔭に護られて:系統樹二千年の歴史をさかのぼる
エッサイの樹:家系図の宗教的ルーツとして
家系図の図像学:生命の樹と唐草模様
繁栄のイメージとしての家系図
新大陸先住民の知識体系としての生命の樹
人間の綱:血のつながりを視覚化する図像的伝統

第3部 「万物樹」――森羅万象は系譜となる
知識の樹は枯れることなく生い茂る
カバラと系図:宇宙の体系化のもくろみ
記憶術の円環図と系統樹
マップメーカー:地図が描くネットワーク
文化構築物としての写本の系統と進化
時空的に変遷するオブジェクトの系統樹:総括として
アートとしての普遍系統樹

エピローグ:曼荼羅鳥瞰――系統樹を生みだす人間という存在

文献リスト
図版クレジット
索引

著者紹介

【文】三中信宏(みなか・のぶひろ)
1958年生まれ。農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授、東京農業大学大学院農学専攻客員教授。
著書に『生物系統学』(東京大学出版会)、『系統樹思考の世界』『分類思考の世界』(ともに講談社現代新書)、『進化思考の世界』(NHKブックス)などがある。


【図版】杉山久仁彦(すぎやま・くにひこ)
1948年生まれ。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科講師。グラフィックデザイナー。
共著書に『虹物語』『雲物語』『極光物語』『月物語』(すべて青菁社)などがある。