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資本主義が嫌いな人のための経済学 

資本主義が嫌いな人のための経済学 ジョセフ・ヒース 著

ジョセフ・ヒース 著

栗原百代 訳

発売日:2012.02.09
定価:3,080円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2281-9

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この本の内容

世の中の不正や不公平に疑問を持つ人は誰でも、多少なりともアンチ資本主義だ。だが左も右も、資本主義への批判は、ほとんどの場合、誤解だらけである。経済についてのありがちな誤解を示し、正しく資本主義とつきあうための経済学入門。

目次

第1章 資本主義は自然――なぜ市場は実際には政府に依存しているか
第2章 インセンティブは重要だ……そうでないとき以外は
第3章 摩擦のない平面の誤謬――なぜ競争が激しいほどよいとは限らないのか?
第4章 税は高すぎる――消費者としての政府という神話
第5章 すべてにおいて競争力がない――なぜ国際競争力は重要ではないのか
第6章 自己責任――右派はどのようにモラルハザードを誤解しているか
第7章 公正価格という誤謬――価格操作の誘惑と、なぜその誘惑に抗うべきか
第8章 「サイコパス的」利潤追求――なぜ金儲けはそう悪くないことなのか
第9章 資本主義は消えゆく運命――なぜ「体制」は崩壊しなさそうなのか(しそうに見えるのに)
第10章 同一賃金――なぜあらゆる面で残念な仕事がなくてはいけないのか
第11章 富の共有――なぜ資本主義はごく少数の資本家しか生みださないか
第12章 レベリング・ダウン――平等の誤った促進法

著者紹介

【著者】
ジョセフ・ヒース
1967年カナダ生まれ。哲学者。トロント大学准教授(哲学&公共政策・ガバナンス)。
著書に『ルールに従う』『反逆者たちのネイション』(共著)などがあるが、初の邦訳。

【訳者】
栗原百代(くりはら・ももよ)
翻訳家。
訳書にジジェク『ポストモダンの共産主義』(ちくま新書)、キング『中国が世界をメチャクチャにする』(草思社)などがある。