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アニメ学 

アニメ学 高橋光輝/津堅信之 編著

高橋光輝/津堅信之 編著

発売日:2011.04.22
定価:3,080円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-4270-1

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この本の内容

アニメの制作、製作の実際からビジネス、法律、教育まで、日本の「アニメ」を学問的アプローチから明かす決定版。様々なアプローチから現代日本における映像文化の現状を明かす。日本動画協会理事長・布川郁司氏推薦。

目次

第一部 アニメとは何か
    第一章 アニメとは何か(京都精華大学 津堅信之)
    第二章 アニメの歴史(京都精華大学 津堅信之)
第ニ部 アニメの制作
    第三章 アニメ演出論――アニメにおける演出、または監督とは(大阪芸術大学 高橋良輔)
    第四章 アニメの制作手法と技術(東京工科大学 三上浩司)
第三部 アニメビジネス
    第五章 アニメビジネスの基本モデル(長野大学 木村誠)
    第六章 日本のアニメ市場(株式会社ドワンゴ 片岡義朗)
    第七章 デジタル時代のアニメ流通(株式会社バンダイチャンネル 松本悟)
第四部 アニメの法律と政策
    第八章 アニメと知的財産法(牛木内外特許事務所 牛木理一)
    第九章 日本と海外のアニメ政策(青山学院大学 内山隆)
第五部 アニメの教育と学術
    第十章 アニメーションにおける人材育成(デジタルハリウッド大学・大学院 高橋光輝)
    第十一章 アニメの学問分類――マンガ・アニメは学問として認知され成立するのか(広島大学 村澤昌崇)

著者紹介

【編著者】
津堅信之(つがた・のぶゆき)
アニメーション史研究家、京都精華大学アニメーション学科准教授。専門領域は日本アニメーション史。
著書に『日本アニメーションの力』『アニメ作家としての手塚治虫』(以上NTT出版)、『アニメーション学入門』(平凡社新書)、『日本初のアニメーション作家北山清太郎』(臨川書店)などがある。

高橋光輝(たかはし・みつてる)
デジタルハリウッド大学・大学院准教授。浙江大学コンテンツビジネス研究所・客座教授、アモイ大学芸術学院客員研究員。
著書に『デジタルコンテンツ白書2009』(財団法人デジタルコンテンツ協会、共著)、『コンテンツ学』(世界思想社、共著)、『コンテンツ教育の誕生と未来』(ボーンデジタル社)などがある。


【執筆者】
高橋良輔(たかはし・りょうすけ)
アニメ監督、脚本家。大阪芸術大学キャラクター造形学科教授。
代表作として『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』『ガサラキ』などの原作監督作品がある。その他監督作品にNHK『火の鳥』『モリゾーとキッコロ』、アニプレックス『FLAG』などがあり、アニメ作家として現役を続けながら、大学教授として後輩の育成にも当たっている。

三上浩司(みかみ・こうじ)
東京工科大学メディア学部専任講師。
JCGLの創設者である金子満氏と東京工科大学片柳研究所に「クリエイティブ・ラボ」を設立。ゲームや映像制作手法の研究開発と制作、アニメ制作のディジタル化支援などを行なう。

木村誠(きむら・まこと)
長野大学企業情報学部准教授。早稲田大学商学学術院非常勤講師。早稲田大学IT戦略研究所客員研究員。研究分野は、経営情報、電子商取引、コンテンツビジネス、ゲーム産業。

片岡義朗(かたおか・よしろう)
アニメ&舞台プロデューサー。株式会社ドワンゴ執行役員。
企画プロデュース作品に『タッチ』『ハイスクール!奇面組』『さすがの猿飛』『キテレツ大百科』『るろうに剣心』などがある。

松本悟(まつもと・さとる)
(株)バンダイチャンネル取締役会長、バンダイビジュアル(株)取締役。
共著書に『俺たちのガンダムビジネス』(日本経済新聞出版社)がある。

牛木理一(うしき・りいち)
弁理士。日本弁理士会会員、著作権法学会会員、日本工業所有権法学会会員、発明協会研修センター本科講師、日本文理シナジー学会会員、コンテンツ学会会員、日本マンガ学会会員、日本アニメ学会会員。
著書に『キャラクター戦略と商品化権』『意匠法の研究』(ともに発明協会)、『意匠権侵害』(経済産業調査会)、『デザイン キャラクター パブリシティの保護』(悠々社)などがある。

内山隆(うちやま・たかし)
青山学院大学総合文化政策学部教授。専門は映像コンテンツ産業の経営戦略と政府経済政策。

村澤昌崇(むらさわ・まさたか)
広島大学高等教育研究開発センター准教授。専攻は教育社会学、高等教育論。
共著書に『社会の見方、測り方――計量社会学への招待』(勁草書房)がある。