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知能化都市 見えない都市をデザインする

知能化都市 関谷浩史 著

関谷浩史 著

発売日:2010.06.24
定価:2,860円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4207-7

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この本の内容

「理性的」「合理的」から「情動性」「非合理性」の都市設計へ。「まったく新しい、都市デザインがはじまっている。都市を裏から内側からつき動かす、やわらかいメソッドがここに生まれつつある。」隈研吾氏推薦。

目次

第1章 崩壊する近代都市
1 地方都市から見た近代都市
2 変貌する東京
宴のまち「丸の内」
日陰のまち「汐留」
起伏のまち「麻布・六本木」
物語のまち「秋葉原」
積木のまち「渋谷」

第2章 虚構化する近代都市――空間から人間へ
1 「空間」というフィクションの終焉
2 「人間」というフィクションの誕生
空間神話の崩壊
劇場化する都市
環境のコントロール
ビット化する人間関係
3 二重化する都市
ハードとソフト
ビジブルとインビジブル
サーフェイスとインサイド

第3章 知能化する環境
1 情報化する人間
人間関係としての「知縁」
情報媒体としての「ヒト」
2 融和する環境
デザインとジェンダー
アナログとデジタル
シビアとルーズ
3 意思決定する環境
コンテクスト・アウェアネス
ピア・プロダクション
ターミナルミュージアム

第4章 知能化する都市
1 不合理な都市「大宮」
2 健康都市「CURE-OMIYA ver. 1.0」
沈黙した経済都市
「新生大宮」への課題
「特区制度」による全体構想
新生大宮構想としての「CURE-OMIYA」
治癒する空間「修復都市」
3 健康都市「CURE-OMIYA ver. 1.5」
脳科学と空間デザイン
パーソナルユニット「Z-en」
ひらめきを呼ぶ「フロー状態」
ストレスに反応する「空間感応システム」
4 健康都市「CURE-OMIYA ver. 2.0」
都市再編・再生核拠点整備事業構想
ローカーボンシティ(低炭素都市)
知能化都市
次世代都市への三条件
「ORIENTAL SEED」の施設

著者紹介

関谷浩史(せきや・ひろし)
新潟県立大学准教授。博士(工学)。一級建築士。
明治大学工学部建築学科、同大学院工学研究科建築学専攻後期博士課程、慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程、鹿島建設A/E総事業本部、慶應義塾大学環境情報学部助手、同専任講師、凸版印刷株式会社経営企画本部、県立新潟女子短期大学准教授等を経て、現職。
受賞歴:セントラルガラス主催「リニアモーターカーの駅舎」佳作、建築士会主催「インテリジェントファクトリー」三位、東京建築士会主催「多世代交流センター」佳作、「慶應義塾大学SFCデザインスタジオ棟」American Wood Design Award2002など。