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暗記力 

暗記力 齋藤孝 著

齋藤孝 著

発売日:2010.03.26
定価:1,430円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4241-1

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この本の内容

エジソンも、湯川秀樹も、福沢諭吉も、南方熊楠も、空海も、……みんな、「暗記力」が創造的活動の基礎になっていた。たんなる知識のつめこみでない、本当の暗記のすごさがここにある。「暗記したい日本語」も収録。

目次

第一章 暗記力で「アウトプットの技術」を育てよう!
単語の暗記だけでは「ソンをする」
エピソード記憶で「暗記力」を強化させよう
「他人に語ること」は「愛着を増すこと」にもなる
耳で聞いて腑に落ちるプロセスも重要である
学生時代には「食わずギライ」をなくしておこう
暗記力で、他人に「へぇ、そうなんだ!」をプレゼントしよう
暗記力は、指数関数的に成長してゆく
丸暗記は、知的教養の「現ナマ」を獲得すること
「使い捨て」ではない言葉の暗記に意味がある
『聖書』は、なぜ、世界最大のベストセラーか
本を読む人の長所は「イメージ喚起力」である
「未知の世界に関わる積極性」が暗記力をつくる
読書体験も、リアルな「体験」である
他人に説明できてはじめて「ほんとうの知識」である

第二章 暗記力で「上達の技術」を育てよう
暗記力は「引用の技術」につながる
引用力は、充分な理解の証拠である
「ノートを取る技術」は訓練で獲得するもの
『試験に出る英単語』から教わった記憶術
漢字の記憶が、会話の語彙を決めている
暗記は、言語能力の「型」を訓練すること
「数学は暗記だ」のほんとうの意味は……?

第三章 暗記力で「心のタフさ」を育てよう
「暗唱」は底力を持っている
暗記に「才能」「技術」は不要である
オトナも「暗唱」に挑戦するべきだ
血で書かれた言葉は、そらんじられることを欲する
「書き写し」で育てられた志があった
暗唱するときは、ゴキゲンでやってみよう!
「にほんごであそぼ」の目的は「暗唱で心を育てること」
暗記力は「情操教育」にもつながる

著者紹介

齋藤孝(さいとう・たかし)
1960年生まれ。明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。
『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス)で、新潮学芸賞を受賞。暗誦、朗誦を提唱する『声に出して読みたい日本語』(草思社・毎日出版文化賞特別賞受賞)がベストセラーとなり、話題を呼ぶ。NHK教育テレビ「日本語で遊ぼ」の企画・監修もおこなっている。