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ハプスブルク君主国 1765-1918 マリア=テレジアから第一次世界大戦まで

ハプスブルク君主国 1765-1918 ロビン・オーキー 著

ロビン・オーキー 著

三方洋子 訳

山之内克子/秋山晋吾 監訳

発売日:2010.04.02
定価:6,380円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4062-2

品切れ

この本の内容

ヨーゼフ主義、リベラリズム、近代化を手掛かりにその150年間にわたる進展過程を丹念に辿り、ハプスブルク君主国を、後進的な特殊な国家でも多民族・多文化共生を実現した理想郷としてでもない、一つの国家として描き切った労作。

目次

第1部 王朝的帝国 1765――1867年
第1章 ハプスブルク君主国の基礎
第2章 ヨーゼフ二世とその遺産
第3章 メッテルニヒのオーストリア
第4章 リベラリズムとナショナリズム
第5章 1848――49年
第6章 波乱の移行期、1849――67年

第2部 立憲君主制 1867――1918年
第7章 リベラリズム
第8章 経済、1867――1914年
第9章 社会と社会運動
第10章 ナショナリズム
第11章 ハンガリー
第12章 20世紀初頭のオーストリア=ハンガリー
第13章 世界大戦へ、そして崩壊

著者紹介

著者:ロビン・オーキー(Robin Okey)
1942年生まれ。ウォーリック大学歴史学部名誉教授。
著書に『Eastern Europe, 1740-1980: Feudalism to Communism』(越村勲・田中一生・南塚信吾編訳『東欧近代史』勁草書房)などがある。


訳:三方洋子(みかた・ようこ)
ノンフィクションを中心に翻訳を手掛ける。
訳書に『猪口孝が読み解くペリー提督日本遠征記』(NTT出版)などがある。


監訳:山之内克子(やまのうち・よしこ)
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科西洋史学専修博士後期課程単位取得満期退学、ウィーン大学精神科学部経済社会史学科博士課程修了。神戸市外国語大学教授。西洋史学専攻。
著書に『ハプスブルクの文化革命』(講談社)などがある。

秋山晋吾(あきやま・しんご)
1971年生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科修了。一橋大学大学院社会学研究科准教授。東欧史学専攻。訳書にヤーノシュ・サーヴァイ『ハンガリー』(南塚信吾との共訳、白水社)がある。