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魚のいない海 

魚のいない海 フィリップ・キュリー/イヴ・ミズレー 著

フィリップ・キュリー/イヴ・ミズレー 著

林昌宏 訳

勝川俊雄 監訳

発売日:2009.03.26
定価:2,640円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-6041-5

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この本の内容

資源枯渇の最先端をいく漁業。狂い始めた生態系。水面下で進行する恐ろしい事態。我々の食卓はどうなるのか? そして、輸入大国日本の責任とは? 歴史的考察をふまえ、人類学・経済学・生態学的視点から、海の持続可能な利用を考える。

目次

第一章 最初の略奪
第二章 過剰漁業という意識の芽生え
第三章 漁業は無差別な狩猟か
第四章 発展する漁業テクノロジー
第五章 脆い自然と超捕食者
第六章 資源管理という最重要課題
第七章 過剰漁業の時代に魚を食べる
第八章 漁業の中核をなす海洋生態系システム

著者紹介

●著者=フィリップ・キュリー(Philippe Cury)
フランスのセートにある地中海および熱帯の漁業研究センターの所長であり、フランス外務省開発研究局のメンバー。

●著者=イヴ・ミズレー(Yves Miserey)
『フィガロ』紙の科学ジャーナリスト。

●翻訳=林昌宏(はやし・まさひろ)
翻訳家。1965年生まれ。『世界を壊す金融資本主義』『環境問題の本質』『ア ンデルセン、福祉を語る』(以上、NTT出版)、『コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語』『21世紀の歴史』(以上、作品社)など。

●監修=勝川俊雄(かつかわ・としお)
三重大学生物資源学部准教授。1972年生まれ。東京大学農学生命科学研究科にて博士号取得。日本水産学会論文賞受賞。