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オープンシステムサイエンス 原理解明の科学から問題解決の科学へ

オープンシステムサイエンス 所眞理雄 編著訳

所眞理雄 編著訳

発売日:2009.01.15
定価:2,860円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-6040-8

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この本の内容

ソニーコンピュータサイエンス研究所の奇才たちの最新の論考。要素還元主義から問題解決の学としての科学への転換。いま、第一に取り組むべき問題はなにか。

目次

第一章 オープンシステムサイエンスとはなにか/所眞理雄
第二章 生命的ロバストネス――システムバイオロジーからのアプローチ/北野宏明
第三章 履歴の継承としての生命――エピジェネティックスからのシステムバイオロジー/桜田一洋
第四章 偶有的な脳――動物的適応性と認知的安定性を求めて/茂木健一郎
第五章 セミオティック・ダイナミクス――言語と意味の新たなパラダイム/ルック・スティールス
第六章 リフレクティブ・インタラクション――将来のコンテンツは我々の中にある/フランソア・パシェ
第七章 サイバネティックアースへ――サイボーグ化する地球とその可能性/暦本純一
第八章 全地球的社会情報の観測と制御――無限の複雑さに挑む経済物理学/高安秀樹
第九章 計算情報幾何学――距離の意味を求めて/フランク・ニールセン

著者紹介

所 眞理雄(ところ・まりお)

株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長。
慶應義塾大学 大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。同大助手、講師、助教授を経て、1991年教授。
その間、ウォータールー大学、カーネギーメロン大学にて訪問助教授を歴任。
1988年、ソニーコンピュータサイエンス研究所を設立し、取締役副所長に就任。
1997年にソニー株式会社執行役員上席常務に就任、Co-CTOなどを経て2008年に退任。1998年より現職。


ソニーコンピュータサイエンス研究所とは
ソニーコンピュータサイエンス研究所は、1988年にコンピュータサイエンスに関する応用可能な基礎研究を行う場として設立。当初の研究テーマは、分散オペレーティングシステム、コンピュータネットワーク、プログラミング言語ヒューマン・コンピュータ・インタラクションなどであったが、その後、設立趣意の精神を受け継ぎつつ、システム生物学、システム脳科学、経済物理学などを研究テーマに加え、相互に影響を与えつつ新たな価値創造に向けて幅広く研究活動を続けている。