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創発する生命 化学的起源から構成的生物学へ

創発する生命 ピエル・ルイジ・ルイージ 著

ピエル・ルイジ・ルイージ 著

白川智弘/郡司ペギオ-幸夫 訳

発売日:2009.01.15
定価:5,500円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-6037-8

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この本の内容

生命はつくれるか? オートポイエーシスに生命のミニマルモデルを見いだし、認知過程をどのように化学的実装として表すのか。自己組織化、オートポイエーシス、創発、自己複製の基礎的な原理を紹介し、生命の出現に至る過程を構想する。

目次

第1章 地球生命の起源の研究における概念的枠組み
第2章 生命を定義するためのアプローチ
第3章 前生物的化学における選択:なぜ「あれ」でなく「これ」なのか?
第4章 ボトルネック:高分子配列
第5章 自己組織化
第6章 創発概念
第7章 自己複製と自己再生産
第8章 オートポイエーシス:細胞生命の論理
第9章 コンパートメント
第10章 小胞内部における化学反応と、小胞の変形
第11章 最小細胞へのアプローチ
解説 創発という問題 潜在性と可能性(郡司ペギオ‐幸夫)

著者紹介

著者:
ピエロ・ルイジ・ルイージ
ローマ第3大学生化学教授。
酵素、分子生物学、自己組織化、化学的システムによる自己再生産、細胞の構造に関する分野に300以上の論文を発表している。

解説:
郡司ペギオ‐幸夫(ぐんじ・ぺぎお・ゆきお)
神戸大学理学部地球惑星科学科惑星大講座教授。

訳者:
白川智弘(しらかわ・ともひろ)
日本学術振興会特別研究員。神戸大学理学部地球惑星科学科博士後期課程修了。