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夢見られた近代 

夢見られた近代 佐藤健志 著

佐藤健志 著

発売日:2008.12.19
定価:2,860円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4212-1

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この本の内容

「欧米の夢に適応するための努力を強いられてきた過程」である「近代」を、映画分析を通して、これからどう考えたらいいのかを問う。

目次

プロローグ  夢見られた近代
第1章 『千と千尋の神隠し』がひそかに美化する国の末路
第2章 死者の国の玉砕願望
第3章 ターミネーターの逆説
第4章 『フイチンさん』と近代日本
第5章 イノセンスという呪縛
第6章 銀河鉄道の堂々めぐり
第7章 『華氏911』の虚構と現実
第8章 幻想としての『華氏911』
第9章 アメリカの終わりなき滅亡
第10章 さよなら日本の子供たち
第11章 ゴジラの夢見た本土決戦
第12章 怪獣王かく去れり
エピローグ 滅びの国の止まった時間
解題 幻想政治学とは
あとがき

著者紹介

佐藤健志(さとう・けんじ)
作家・評論家。
1966年生まれ。東京大学教養学部卒業。1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞受賞。
著書に『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』(文藝春秋)、『チングー・韓国の友人』『幻滅の時代の夜明け』(ともに新潮社)、『本格保守宣言』(新潮新書)、『さらば愛しきゴジラよ』(読売新聞社)などがある。