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誰がオバマを大統領に選んだのか 

誰がオバマを大統領に選んだのか 越智道雄 著

越智道雄 著

発売日:2008.12.19
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4211-4

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この本の内容

2008年のアメリカ大統領選挙ほど、アメリカの抱える人種・地域・女性・宗教・階層をめぐる文化的価値観の対立と分裂を明らかにしたものはない。この対立と分裂の先に見えるのは、アメリカの衰退の兆しなのか?

目次

序 章

第1部 「オバマvsヒラリー」を歴史的文脈で読む
第1章 WASP文化最良の遺産「タウンシップ」
第2章 オバマは「都心スラム」と「タウンシップ」をどう両取りしたか
第3章 女性大統領候補に立ちはだかった壁
第4章 「マジック・ブラック」となったオバマ

第2部 七つの地域文化圏とWASP遺産
第5章 地域文化圏からみたアメリカ
第6章 大統領最多生産地帯「高地南部文化圏」
第7章 「高地南部」がもたらした国家の空洞化
第8章 キリスト教右翼の変容とオバマの浸透

第3部 「オバマvsマケイン」とWASP文化遺産
第9章 両陣営による「高地南部」争奪戦
第10章 政治的人間としてのオバマとマケイン
  

著者紹介

越智道雄(おち・みちお)
明治大学名誉教授。
1936年生まれ。シドニー大学オーストラリア文学講座客員研究員、明治大学商学部教授などを経て現職。
日本ペンクラブ理事、日本翻訳家協会評議員。
著書に『なぜアメリカ大統領は戦争をしたがるのか?』(アスキー新書)、『ブッシュ家とケネディ家』『アメリカ「60年代」への旅』(ともに朝日新聞出版社)、『アメリカン・エスタブリッシュメント』(NTT出版)などがある。