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アンデルセン、福祉を語る 女性・子ども・高齢者

アンデルセン、福祉を語る G・エスピン-アンデルセン 著

G・エスピン-アンデルセン 著

林昌宏 訳

京極高宣 監修/ブルーノ・パリエ 解説

発売日:2008.12.19
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4208-4

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この本の内容

仕事と育児の両立、格差と貧困、年金と医療の問題……さまざまな問題を抱える日本。そんな問題の解決に向けた、福祉国家論の第一人者による、福祉入門!

目次

レッスン1 家族の変化と女性革命
女性が世界を変える
家族と福祉レジーム
新たな政策に課せられた挑戦
生涯にわたって女性の就労を支援する
男性のライフスタイルを女性化させる
国家、市場、各種団体による新たな役割分担

レッスン2 子どもと機会平等
イントロダクション
新たな挑戦
増加し続ける障害――所得不平等の拡大
社会的相続というメカニズムを暴く
福祉国家を再考する
結論――家族の子どもへの投資を支援する

レッスン3 高齢化と公平
イントロダクション
福祉レジームと高齢者
世代間の公平
今日の子ども世代のための年金改革――世代間契約を超えて
年金改革は乳幼児から始めろ

監修者解題
フランス語版解説
訳者あとがき


著者紹介

●著者
G・エスピン‐アンデルセン
ポンペウ・ファブラ大学教授(スペイン)。1947年デンマーク生まれ。ハーバード大学、ヨーロピアン大学、トレノ大学などを経て、現職。福祉国家研究、比較政治経済学において今日もっとも重要な論者として大きな注目を集めている。
主な著書に、『ポスト工業経済の社会的基礎』(桜井書店、2000年)、『福祉資本主義の三つの世界』(ミネルヴァ書房、2001年)、『福祉国家の可能性』(桜井書店、2001年)などがある。

●訳者
林昌宏(はやし・まさひろ)
翻訳家。1965年愛知県生まれ。名古屋市在住。立命館大学経済学部経済学科卒。
主な訳書に、『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語』(ジャン=ピエール・ボリス、作品社、2005年)『世界を壊す金融資本主義』(ジャン・ペイルルヴァッド、NTT出版、2007年)『世界エネルギー市場』(ジャン=マリー・シュヴァリエ、作品社、2007年)『環境問題の本質』(クロード・アレグレ、NTT出版、2008年)『21世紀の歴史』(ジャック・アタリ、作品社、2008年)『移民の時代』(フランソワ・エラン、明石書店、2008年)など多数。

●監修者
京極高宣(きょうごく・たかのぶ)
国立社会保障・人口問題研究所所長。1975年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、同年日本社会事業大学専任講師、79年同助教授、87年同教授を経て、95~2005年日本社会事業大学学長、2005年より現職。厚生労働省社会保障審議会委員(~2007年10月)、内閣府中央障害者施策推進協議会会長。
主な著書に、『京極高宣著作集(全10巻)』(中央法規出版、2002~2003年)、『社会保障と日本経済』(慶應義塾大学出版会、2007年)、『生活保護改革と地方分権化』(ミネルヴァ書房、2008年)など多数。

●解説
B・パリエ(ブルーノ・パリエ)
フランス国立科学センター(CNRS)のメンバーであり、パリ政治学院にて教鞭をとる。フランスならびにヨーロッパ諸国の福祉制度をはじめとした社会政策の比較研究を専門とする。
主な著書に、La reforme des systemes de sante(2008)、La reforme des retraites(2003)、Gouverner la securite sociale(2002)などがある。