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ドナウの古都レーゲンスブルク 

ドナウの古都レーゲンスブルク 木村直司 著

木村直司 著

発売日:2007.12.12
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4170-4

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この本の内容

ドナウ河の自然、古代ローマ帝国の遺蹟、ゴシック様式の大聖堂……ドイツ中世の歴史と文化がいまも息づくドナウの古都レーゲンスブルクに、ヨーロッパ連合の原型をさぐる。

目次

まえがき

第一章 甦る中世ヨーロッパ
第二章 ドナウ河畔の文化景観
第三章 哲人皇帝、砦を築く――都市レーゲンスブルクの成立
第四章 皇帝と王の都市――カール大帝によるフランク王国の進出
第五章 祭壇のマリア――中世のキリスト教文化
第六章 金貨と絨毯――皇帝マクシミリアン一世の政治的空白
第七章 レーゲンスブルクのゲーテ――詩人の見た風景
第八章 〈帝国騎士〉精神で改革にいどむ――領主司教ダールベルクによる都市刷新
第九章 帝国を駆け巡る郵便馬車――トゥルン・ウント・タクシス家の郵便事業

結びにかえて

著者紹介

木村 直司(きむら なおじ)
1934年札幌生まれ。
ミュンヘン大学大学院文学研究科博士課程修了。上智大学文学部教授を経て、現在、上智大学名誉教授、独・レーゲンスブルク大学客員教授。ゲーテ研究者として知られ、ドイツ功労勲章一等功労十字章〔平成4年〕;日本ゲーテ賞〔昭和52年〕、ドイツ連邦共和国フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞〔昭和57年〕、ミュンヘン・ゲーテインスティトゥート・ゲーテ賞〔平成8年〕、ドイツ学術交流会ヤコブ&ヴィルヘルム・グリム賞〔平成15年〕、ワイマール・ゲーテ協会金メダル〔平成15年〕 を受賞。
著訳書に、ゲーテ『色彩論』(ちくま学芸文庫、2001)、 『 ドイツ・ヒューマニズムの原点』(南窓社 2005)、『ドイツ精神の探求』(南窓社 1993)、 『EUとドイツ語圏諸国』(編著 南窓社 2000)、『民族問題の現在』(今井圭子との共編 彩流社 1996)、 『未来都市ベルリン』(東洋出版 1995)、『ウィーン世紀末の文化』(東洋出版 1990)など。