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メディアは存在しない 

メディアは存在しない 斎藤環 著

斎藤環 著

発売日:2007.10.15
定価:2,420円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0205-7

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この本の内容

メディアは人間を変えるのか? ラカン派精神分析の立場から、著者は「否」と答える。ひきこもりから映画評論まで多彩に活躍する精神科医がメディア論に挑んだ意欲作。

目次

第1章 イデオロギーとしての「内破主義」
第2章 CGとフェティシズム
第3章 ジジェク的メディア論
第4章 マクルーハンの法則
第5章 ゴースト、あるいは複製に抗う残余
第6章 起源(の不可能性) としてのDK、あるいは三囚人のゲーム
第7章 メディアのオートポイエーシス(前編)
第8章 メディアのオートポイエーシス(後編)
斎藤環氏の”基礎情報学批判”にこたえる 西垣通
第9章 メディア理論と「不気味な谷」
第10章 メディアは何を伝達しているか
第11章 メディアの不在、あるいは「顔」の転移

[鼎談]シニシズムと動物化を超えて 大澤真幸+東浩紀+斎藤環
ユビキタス社会への「問い」――あとがきにかえて

著者紹介

斎藤 環(さいとう たまき)
精神科医。爽風会佐々木病院精神科診療部長。
著書に『ひきこもり文化論』(紀伊國屋書店)、『フレーム憑き』(青土社) 、『「負けた」教の信者たち』(中公新書ラクレ)、『生き延びるためのラカン』(バジリコ)など多数あり。