ホーム > 書籍出版 > ウェブサイエンス入門 インターネットの構造を解き明かす

ウェブサイエンス入門 インターネットの構造を解き明かす

ウェブサイエンス入門 斉藤和巳 著

斉藤和巳 著

NTTコミュニケーション科学基礎研究所 監修

発売日:2007.08.29
定価:2,090円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0212-5

オンラインで購入

この本の内容

適切に数理モデル化することで、インターネットの構造は理解することができる。これまでとはまったく異なる水準の知識源としてウェブを活用できるようになるのだ。

目次

はじめに

第1章 ウェブページの検索とランキング
1.1 ウェブページのコミュニティ
1.2 隣接行列と次数分布
1.3 ハブ&オーソリティ
1.4 HITSアルゴリズム
1.5 第1章のまとめ

第2章 ウェブネットワークの可視化
2.1 ネットワークでのノード間距離
2.2 多次元尺度法(MDS)による可視化
2.3 バネモデルによる可視化
2.4 クロスエントロピー法による可視化
2.5 球面可視化法による分析
2.6 第2章のまとめ

第3章 可視化によるウェブの分析事例
3.1 ブログ空間とSEOスパム
3.2 可視化によるネットワークの分析
3.3 SEOコミュニティの検出
3.4 第3章のまとめ

第4章 平均リンク数に基づく主要トピック抽出
4.1 主要トピック抽出法
column4.1 トピック抽出法SR
1 基本問題設定
2 緩和問題とその解法
3 量子化問題とその解法
4 抽出アルゴリズム
5 関連研究と議論
4.2 ブログデータによる評価
column4.2 抽出結果の定量評価
4.3 可視化によるトピック抽出結果の評価
4.4 第4章のまとめ

第5章 ネットワーク構造とトピック抽出
5.1 シミュレーションによる評価
5.1.1 スモールワールド性
5.1.2 スケールフリー性
5.1.1 近傍結合モデル:CNN
5.2 コア抽出法の適用結果
5.3 実験結果の考察
column5.1 各種相関グラフの計算法の詳細
5.4 抽出したコア部の視覚評価
5.5 第5章のまとめ

第6章 多重トピック抽出とその応用
6.1 単語出現頻度に基づく文書表現
6.2 多重トピック抽出法
column6.1 PMMによる多重トピック抽出性能
6.3 多重トピック抽出の応用
6.4 第6章のまとめ

第7章 トピックに関する認知実験
7.1 人手によるトピック抽出
7.2 実験による評価
7.3 ホットトピック抽出に向けて
7.4 第7章のまとめ

第8章 ネットワーク成長の性質
8.1 単語ノードの成長
8.2 単語共起ネットワークの成長
8.3 数値データに潜む法則発見に向けて
column8.1 法則発見アルゴリズム:RF5
8.4 第8章のまとめ

おわりに
あとがき

著者紹介

斉藤 和巳(さいとう かずみ)
1963年1月東京都八王子市生まれ。
慶應義塾大学 理工学部 数理科学科卒業。
東京大学博士(工学)。
1985年4月日本電信電話株式会社(NTT)横須賀電気通信研究所に入社。
ニューラルネット、機械学習、複雑ネットワークなどの研究に従事。
2000年4月NTT コミュニケーション科学基礎研究所 主任研究員(特別研究員)、
2007年7月静岡県立大学 経営情報学部の教授となり、現在に至る。