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実践 考古学GIS 先端技術で歴史空間を読む

実践 考古学GIS 宇野隆夫 編著

宇野隆夫 編著

発売日:2006.12.22
定価:5,940円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-4142-4

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この本の内容

考古学GIS(地理情報システム/空間科学)は、人類の営みの時空間情報を収集、分析する技術である。日本考古学の新たな地平と学際・国際化への道を切り拓く。

目次

序文

第1章 考古学と空間情報
第1節 考古学研究における空間分析
    第2節 遺跡データベースの現状と課題
      第3節 考古学における分散型GISの展開
   第4節 GPSと遺跡調査入門
     第5節 GISと空間解析入門

第2章 実践 考古学GIS
第1節 遺跡・遺物の分布論
第2節 集落と遺跡景観論
第3節 遺跡周辺環境と集落立地論

第3章 考古学データベース・遺跡調査とGPS・GISの適用
第1節 弥生時代遺跡GISデータベースの構築と分析
第2節 日本古代の墳墓と都城
第3節 平安京と南山城の館
第4節 岐阜県養老町象鼻山古墳群の調査とGISの利活用
第5節 商周青銅彝器の広がり
第6節 前漢帝都における建築中軸線の考察

終 章 考古学GISの現在と未来
第1節 海外における考古学GISの現状と日本の課題
第2節 遺跡情報の標準化
第3節 遺跡調査とComputation
第4節 考古学GISの現在と将来・未来

あとがき
参考文献
編著者・執筆者紹介

著者紹介

【編著者】 宇野 隆夫(うの たかお)    国際日本文化研究センター教授。 京都大学大学院博士課程修了(史学)。大阪大学より博士号(文学)。専門は考古学。とくに,歴史的空間情報による政治・経済・宗教の研究=考古社会史に取り組んでいる。 著書(共著)に、『考古学と歴史』(放送大学教育振興会)、『「個人」の探求』(NHK出版)、『海の古代史――東アジア地中海考』(角川書店)などがある。1992年、雄山閣考古学大賞特別賞。 【執筆者】  森本 晋(もりもと すすむ)  奈良文化財研究所企画調査部文化財情報研究室長。専門は文化財情報学。 森 洋久(もり ひろひさ) 大阪市立大学文学部地理学教室助教授。専門は、分散型地理情報システムの研究開発。 津村宏臣(つむら ひろおみ) 同志社大学文化情報学部専任講師。現在,東京文化財研究所国際文化財保存修復協力センター協力研究員。 山口欧志(やまぐち ひろし) 中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程。 新納 泉(にいろ いずみ) 岡山大学大学院社会文化科学研究科教授。専門は,複合化社会形成過程の研究および古墳時代の空間研究。 吉田 広(よしだ ひろし)  愛媛大学法文学部助教授。専門は考古学。 増田浩太(ますだ こうた) 島根県教育庁古代文化センター研究員・島根県立博物館学芸員。現在,島根県立古代出雲歴史博物館主任学芸員を兼務。専門は日本考古学。 寺村裕史(てらむら ゆうじ) 同志社大学文化情報学部実習助手。専門は考古学。 安藤広道(あんどう ひろみち) 慶應義塾大学文学部助教授。専門は考古学。 藤尾慎一郎(ふじお しんいちろう) 国立歴史民俗博物館研究部考古研究系助教授。 伊藤淳史(いとう あつし) 京都大学埋蔵文化財研究センター助手。 専門は日本考古学(弥生時代)。 安 英樹(やす ひでき) 石川県埋蔵文化財研究センター調査専門員。専門は日本考古学。 臼井 正(うすい ただし) 大阪産業大学・京都学園大学非常勤講師。専門は銀河天文学・天文考古学。 鋤柄俊夫(すきがら としお) 同志社大学文化情報学部助教授。専門は日本考古学(中世)および文化史学。 中谷正和(なかたに まさかず) 同志社大学文化情報学部助手。 難波純子(なんば じゅんこ) 天理大学・甲南女子大学・神戸女子大学非常勤講師。奈良国立博物館客員調査員。専門は中国考古学(先秦)。 黄 暁芬(こう ぎょうふぇん) 東亜大学総合人間・文化学部教授。専門は東アジア文明史・考古学。