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モダンのクールダウン 

モダンのクールダウン 稲葉振一郎 著

稲葉振一郎 著

発売日:2006.03.27
定価:2,420円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-0180-5

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この本の内容

モダンとポストモダンを通過した私たちにとって、「リアリティ」「公共性」とは何か? 東浩紀の動物化論、大塚英志の物語消費論を導きの糸として、文学、SF、萌え、そしてアレントやデリダも参照して、時代の「お約束」について考える。

目次

第一章 ポストモダンとは何(だったの)か
第二章 物体の解体と消費
第三章 「リアリズム」と「お約束」
第四章 表現における「公共性」
第五章 テーマパーク化する世界
第六章 人口環境と≪現実世界≫
第七章 「動物化」論の着地点
第八章 等質空間からの脱出
あとがき

著者紹介

稲葉振一郎(いなば しんいちろう)
1963年生まれ。明治学院大学社会学部教授(社会倫理学)。
著書に『経済学という教養』(東洋経済新報社)、『オタクの遺伝子』(太田出版)、『「資本」論』(ちくま新書)、『モダンのクールダウン』『「公共性」論』(ともにNTT出版)、『マルクスの使いみち』(共著、太田出版)、『所有と国家のゆくえ』(共著、NHKブックス)などがある。