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イノベーション 破壊と共鳴 

イノベーション 破壊と共鳴 山口栄一 著

山口栄一 著

発売日:2006.02.23
定価:2,860円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-2174-1

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この本の内容

膨大なインタビューに基づくケーススタディを通して「パラダイム破壊型イノベーション」という新しい概念を提示する。『イノベーションのジレンマ』に挑む意欲的な一冊。

目次

第1章 「戦後日本」とは何だったか
 1 チャレンジ精神の喪失 = 戦後日本の第一の病理
 2 縮む社会に右往左往 = 戦後日本の第二の病理
 3 地方を萎えさせた地方政策 = 戦後日本の第三の病理
 4 「戦後日本」からどうやって脱出するか
第2章 イノベーションの構造
 1 クリステンセンの議論とその誤謬
 2 パラダイム破壊型イノベーション
 3 イノベーション・ダイヤグラム
 4 イノベーション・ダイヤグラムの例 = レーザー
第3章 ケース・スタディ「トランジスタ」
 1 トランジスタ
 2 電界効果トランジスタ(MOSFET)
 3 高電子移動度トランジスタ(HEMT)
 4 イノベーション・ダイヤグラム
第4章 ケース・スタディ「青色発光デバイス」
 1 パラダイム破壊
 2 セレンディピティ
 3 大企業は何をしていたのか
 4 イノベーション・ダイヤグラム
第5章 未来をいかにして創るか
 1 「パラダイム破壊型イノベーション」を生む組織の成 功条件
 2 イノベーション・システムの崩壊プロセス
 3 「パラダイム破壊」の拡張
 4 二一世紀産業社会の構想

おわりに

著者紹介

山口 栄一(やまぐち えいいち)
同志社大学大学院ビジネス研究科(同志社ビジネススクール)教授。
北陸先端科学技術大学院大学・客員教授等を兼務。理学博士。専攻は、イノベーション論、物性物理学、社会物理学。1955年生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専門課程修士修了後、日本電信電話公社入社。武蔵野電気通信研究所、NTT基礎研究所主幹研究員などを務める。2001年、NTTを退職し、経団連21世紀政策研究所(理事長;田中直毅)研究主幹に就任。現在に至る。
著書に、当社『サイエンス型産業』(日本の産業システム③、分担執筆)、『試験管の中の太陽』(講談社)、『NHKスペシャルドキュメント;データマップ日本』(共著、NHK出版)等。