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建築と音楽 

建築と音楽 五十嵐太郎/菅野裕子 著

五十嵐太郎/菅野裕子 著

発売日:2008.09.29
定価:3,080円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4196-4

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この本の内容

建築とは凍れる音楽である――。音楽と建築をつなぐ議論では異なる対象を共通の場所に置くために、似ているところを発見しなければならない。そこで思考の跳躍が要請される。

目次

序論:美しき女神ムーさ、そして思慕し続けるデミウルゴス
第一章:空間と時間を体験する。
第二章:ゴシックとメートルダム楽派
第三章:中世の象徴性
第四章:ルネッサンスの邂逅
第五章:理論書における単位論
第六章:マニエリスムの実験と融合
第七章:バロックにおける不完全性
第八章:バッハを跳躍台として建築と音楽を考える。
第九章:サンマルコとヴェネチア楽派
第10章:モーツァルトと建築
第11章:パラサイトノーテェーション
第12章:クセナキスとル・コルビュジエのフィリプス館
第13章:線と面の間に

著者紹介

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年生まれ。建築史・建築批評家。東京大学大学院修士課程修了。
博士(工学)。現在、東北大学准教授。
第11回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミッショナーを務める。
著書に、『終わりの建築/始まりの建築』(INAX出版)、『戦争と建築』(晶文社)、『現代建築のパースペクティブ』(光文社)、『美しい都市・醜い都市』(中公新書ラクレ)、『現代建築に関する16章』(講談社現代新書)、『新編 新宗教と巨大建築』(筑摩書房)、『「結婚式教会」の誕生』(春秋社)など、ほか多数あり。

菅野裕子(すげの・ゆうこ)
1968年横浜生まれ。1991年横浜国立大学工学部建設学科卒。1993年同大学院修了。1994年同工学部建設学科助手、2006年同工学研究院特別研究教員。2006-07年フィレンツェ大学建築学部客員研究員。博士(工学)。専攻、西洋建築史。著書に『READINGS:1 建築の書物/都市の書物』(INAX出版)(共著)。論文に「西洋の建築と音楽に関する比較芸術史的研究」(横浜国立大学博士論文2006年)がある。