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会社はなぜ事件を繰り返すのか 検証・戦後会社史

会社はなぜ事件を繰り返すのか 奥村宏 著

奥村宏 著

発売日:2004.09.22
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-2133-4

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この本の内容

絶え間なく発生する会社事件を、戦後の日本経済史と会社事件史を一対にある、関係通史として捉え、そこに見いだされる構造を徹底的に分析・検証する。

目次

はじめに 三菱自動車事件は何を意味しているのか
第1部 財閥解体から企業集団再編成まで
陽和不動産、白木屋事件/相次ぐ疑獄、昭電・造船疑獄/ほか
第2部 高度成長期から石油危機まで
八幡製鉄政治献金事件/山陽特殊鋼、山一証券/水俣病、法人の犯罪/ほか
第3部 石油危機からバブル時代へ
石油危機とヤミカルテル/ロッキード事件/殖産住宅事件とリクルート事件/ほか
第4部 バブル崩壊以後
証券スキャンダル/銀行の不正融資/銀行合併は失敗の歴史/株主代表訴訟と内部告発/ほか
終 章 矛盾の先駆者としての日本
戦後日本の株式会社/日本版クロニー・キャピタリズム/日米会社事件比較/ほか

著者紹介

奥村 宏(おくむら ひろし)
前中央大学教授、株式会社研究家、商学博士。
1930年生まれ。
岡山大学卒業。
新聞記者、日本証券経済研究所主任研究員、龍谷大学経済学部教授、中央大学商学部教授を経て現在にいたる。
専攻は、株式会社論
〈著書〉『法人資本主義の運命』『無責任資本主義』(東洋経済新報社)、『会社本位主義は崩れるか』『株主総会』『21世紀の企業像』『株式会社はどこへ行く』『倒産はこわくない』(岩波書店)、
『法人資本主義』『株とは何か』『日本の六大企業集団』(朝日文庫)、『大企業解体』(ダイヤモンド社)、『企業事件史』(共著、現代教養文庫)、『株主資本主義の誤算』(監訳、ダイヤモンド社) 他。