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歴史のなかのイラク戦争 外交と国際協力

歴史のなかのイラク戦争 山内昌之 著

山内昌之 著

発売日:2004.05.21
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4070-3

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この本の内容

民族自決と国民主権を求める行動が、テロのような政治的プロテスタントとなって現れるパレスチナを、私たちは民主主義の道筋にどう位置づけたらよいのだろうか。ブッシュ後の世界を見通す透徹した視線。

目次

序章 自衛隊派遣とフセイン元大統領の拘束
第一章 選択の戦争か、必要の戦争か――イラク戦争とアフガン戦争の違い
第二章 イラク戦争理解の補助線――偶然の選択か、必然の産物か
第三章 イラク戦争の歴史的原因――語られた理由と語られなかった理由
第四章 イラク復興プロセスと日本外交
第五章 ユーラシアのアメリカ化現象――イラン問題をめぐる日米関係の齟齬
第六章 イラク戦争後のテロリズム――中東新秩序への障害
第七章 アラブの未来――〈帝国〉へのノスタルジア
第八章 新しい中東の可能性――アラブ世界の民主化のために
終章 日本の中東外交とソフトパワー――交流と対話をめざして

著者紹介

山内 昌之(やまうち まさゆき)
1947年生まれ。
東京大学大学院総合文化研究科教授。国際関係史とイスラーム地域研究で知られ、
1986年『スルタンガリエフの夢』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、
1991年『ラディカル・ヒストリー』(中央公論社)で吉野作造賞、
2001年『納得しなかった男』(岩波書店)などで司馬遼太郎賞を受賞している。