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インターコミュニケーション 46号 ●特集:沖縄――〈帝国〉から遠く離れて

インターコミュニケーション 46号 NTTインターコミュニケーション・センター推進室 企画

NTTインターコミュニケーション・センター推進室 企画

発売日:2003.08.18
定価:1,466円
サイズ:B5判変型

目次

46号 2003年秋

【特集=沖縄--〈帝国〉から遠く離れて】
■OKINAWA BAROQUE……小野一郎[写真]→p. 6
■沖縄--視線と自画像の相克……[対談]小熊英二+仲里効→p. 17
■沖縄の幽霊--中江裕司と青山真治の映画から……北小路隆志→p. 86
■山形国際ドキュメンタリー映画祭2003 沖縄特集--琉球電影列伝/境界のワンダーランド→p. 92
■写真と〈沖縄〉--記録と表現のはざまで……大竹昭子→p. 96
■沖縄ポップと「しまうた」--融解する境界……久万田晋→p. 102
■[インタヴュー]「物語」が生まれる場所……池上永一/大城譲司[取材・文]→p. 108
■「沖縄人プロレタリアート」と「琉球南蛮」--沖縄戦後史の終焉の現在……森宣雄→p. 114
■身体の奥の眼?--〈沖縄〉とヘテロトピアの思考……上村忠男→p. 120
■沖縄マップ--基礎データ/歴史・基地・観光(観音折込)
■沖縄への視線/沖縄からの視線→p. 52
〈沖縄〉の発見1--琉球王国の自己呈示とヤマトからの視線を中心に……石原俊/〈沖縄〉の発見2--欧米植民地帝国からの視線を中心に……石原俊/沖縄の言語--「琉球語」または「琉球方言」として……仲原穣/伊波普▲を読むということ--『古琉球』をめぐって……冨山一郎/『海南小記』の果て--民俗学・人類学と沖縄……原毅彦/「国文学」と沖縄--文化の三層……藤井貞和/米軍占領下の沖縄文学--異文化接触という隠蔽に抗って……新城郁夫/沖縄文学の現在--「他者の言葉」で/を書く……新城郁夫/芸術と沖縄--忠太・宗悦・太郎と沖縄の反応……翁長直樹/沖縄文学の回帰する台風--知念正真『人類館』……鵜飼哲/沖縄は植民地か--ポストコロニアリティの歴史認識……屋嘉比収/沖縄は植民地なのか?--「反国家」の「闇の奥」への遡航……森宣雄/物語世界のなかで--南島をめぐる言説と沖縄……田仲康博/沖縄ブームの陰で--メディアが表象する沖縄……田仲康博/ウルトラマンの作家たち--金城哲夫と上原正三……切通理作/「沖縄ポップ」について--「沖縄同士の差異」から「日本の中の沖縄」へ……新城和博

【トレンド・ミックス】
■[Books]屹立する郊外--川本三郎『郊外の文学誌』……石原千秋→p. 130
■[Film]『ファム・ファタール』または天国は待ってくれるか?--ブライアン・デ・パルマ『ファム・ファタール』……青山真治→p. 132
■[Performance]歌舞伎になったチャップリン--八月歌舞伎座の実験が教える日本文化の粋……大野裕之→p. 134
■[Software]Generativeなソフトウェア--プログラマとユーザのあいだの“ゆらぎ”……徳井直生→p. 136
■[Mathematics](数学の)問題が解けないときはどうするか……深谷賢治→p. 138
■ハーバーマスとデリダの“共闘”……小林浩→p. 140
■発想の原点をめぐる本たち……柳喜悦→p. 141
■フォークトロニカ--オーガニックなエレ/アコ混合サウンド……松山晋也→p. 142
■ルチアーノ・ベリオ、はじめの10枚……白石美雪→p. 143
■開放的なユーモア--イオセリアーニの映画……細川晋→p. 144

【特別記事】
■to be continued--ビリー・クルーヴァーとE.A.T.……岡崎乾二郎→p. 145

【連載】
■メディアは存在しない 05:ゴースト、あるいは複製に抗う残余……斎藤環→p. 155
■片隅の啓蒙 04:虚構とポストモダン……稲葉振一郎→p. 165
■生命と文明のはざまで 05:アラマタ的な知のあり方をめぐって[ゲスト]荒俣宏……佐倉統→p. 173

【展覧会レヴュー】
コンサート「デイヴィッド・テュードア《レインフォレストIV》」
■音の降る雨林……川崎弘二→p. 182
「サウンディング・スペース--9つの音響空間」
■「サウンド・アート」とは何だったのか……柿沼敏江→p. 184
■音楽から音響へ……針谷周作→p. 186