書籍検索

ホーム > 書籍出版 > 21世紀のグランド・デザイン 

書籍出版

書籍検索

キーワード

こだわり検索

21世紀のグランド・デザイン 

21世紀のグランド・デザイン 正村公宏/現代総合研究集団　著

正村公宏/現代総合研究集団　著

発売日：2002.12.03
定価：5,280円
サイズ：A5判
ISBNコード：4-7571-2095-8

品切れ

この本の内容

未来は、技術者が機械の設計図を描くように描くわけにいかない。重要なことは、私たちがどのような課題に直面しているのか、それらの課題との取り組みを通じてどのような時代を切り開かなければならないのかを考えることである。環境と人間を破壊する二〇世紀型文明の未来への延長は許されない。人類と地球のサステナビリティ(持続可能性)を保証する新しい文明をどのように創造するのか。子どもや孫やその子や孫にどのような地球を残すのか。どのような生活の可能性を彼らに手渡すのか。現在の世代に属するすべての人間が真剣に考えなければならない。本書では、「世界経済」「日本経済」そして「雇用・労働」の3つの視点を軸として未来への展望を考え、日本人の働き方と暮らし方をどのように変えるのかを提起する。

目次

　総論　二一世紀の課題と展望
第一部　　世界経済
　第1章　　アメリカ経済の展望
　第2章　　欧州統合の現状と将来
　第3章　　二一世紀の日韓経済関係
　第4章　　二一世紀の地球環境を考える
第二部　　日本経済
　第5章　　日本の金融の展望
　第6章　　IT革命の虚妄
　第7章　　日本における構造改革の歴史と展望
　第8章　　財政構造改革
第三部　　雇用・労働
　第9章　　長期失業者一○○万人時代の再就職システム
　第10章　雇用ルールと司法ルール
　第11章　高失業時代の解雇制限法制と解雇のルール
　第12章　ドイツにおける整理解雇の手続きと人選基準
　第13章　パート保護法の見直しと均等待遇のあり方
　第14章　オランダのOne　and　Half　モデル
　第15章　世界の最先端雇用事情
　第16章　二一世紀の日本型人事管理と労働組合
　第17章　セーフティネットとしてのワークル-ルの確立

著者紹介

正村　公宏(まさむら　きみひろ)
社団法人現代総合研究集団会長、専修大学名誉教授。1931年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。経済政策論、日本経済論専攻。
著書に『日本経済論』(共著、東洋経済新報社)、『現代の経済政策』『世界史のなかの日本近現代史(東洋経済新報社)』、『福祉国家から福祉社会へ』『経済学入門』『日本経済』『現代史』(筑摩書房)、『戦後史(上・下)』(ちくま文庫)など。
社団法人現代総合研究集団
大河内一男、松前重義、蝋山政道(いずれも故人)三氏を呼びかけ人代表とし、昭和47(1972)年9月21日に、大河内、松前両氏を代表理事とする現代総合研究集団が誕生。事務局長は初代・長洲一二氏(故人)、その後、正村公宏氏、鶴田俊正氏がつとめる。任意団体であった現代総研の設立趣旨・組織・事業活動を継承し、昭和61(1986)年12月22日に社団法人として設立。平成3(1991)年10月、樫山利文氏が理事長に就任。平成5(1993)年11月、正村公宏氏が会長に就任。平成14(2002)年11月をもって解散。