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7つの都市の物語 

7つの都市の物語 松山 巌/川口健一/篠原 琢/河島英昭/小池 滋/増田義男/荒このみ 著

松山 巌/川口健一/篠原 琢/河島英昭/小池 滋/増田義男/荒このみ 著

荒このみ 編著

発売日:2003.02.11
定価:2,200円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-5035-0

品切れ

この本の内容

第一次大戦が終わり、近代システムの伸長と期を一にして都市文化・大衆文化が花開いた7つの街――東京、ハノイ、プラハ、ローマ、ロンドン、ブエノスアイレス、ニューヨークを、7人の碩学が旅する。

目次

まえがき――パラダイムシフトを予感する
東京 四割のモダン、六割のぬかるみ 震災前は東京の都心、銀座日本橋でさえすぐにぬかるんだのである 松山巌
ハノイ 西欧化と民族文化の創出 科挙試験の選択科目にフランス語が採用されるという不思議な事態 川口健一
プラハ 亡命者の交差点 亡命者は知的交流を通して戦間期プラハをヨーロッパ文化の焦点とした 篠原琢
ローマ ファシズムの野望、建設という名の破壊 二〇世紀に刻印されたローマ市街の負の部分に鋭敏でありたいと思う 河島英昭
ロンドン ミステリー小説と大衆文化 第一次大戦とイギリス・ミステリー黄金時代との間には深い関係がある 小池滋
ブエノスアイレス ガルデルとボルヘスの町 近代都市としてのブエノスアイレスは極めて短期間のうちに構築された 増田義郎
ニューヨーク ハーレム文化とプリミティヴィズム この時代のハーレム文化は今日でもアメリカ文化を特徴づけている 荒このみ
あとがき

著者紹介

編著者
荒このみ(あら このみ)
東京外国語大学教授 1946年生まれ。お茶の水女子大学卒。東京大学大学院人文化学科博士課程修了。92年より現職。