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アジア政治経済論 アジアの中の日本をめざして

アジア政治経済論 末廣昭/山影進 編

末廣昭/山影進 編

発売日:2001.01.08
定価:3,300円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-2056-7

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この本の内容

政治学者とアジア経済研究者が共同で、ASEANアジア各国の現状分析と日本のアジアヘのかかわりを克明に分析し、今後アジアの一員としての日本のとるべき政策を具体的に検討する、初の野心的試み。

目次

(末廣・山影) 新時代のアジアを作る日本とASEAN
第1部 危機への対応と変革の嵐
 第1章(山影) 危機と変革の中のASEAN拡大
           : ASEAN10はどのような課題を抱え込んだのか
 第2章(東)  タイの制度改革と経済再構築
         : 民主制下の改革はどこまで進むのか
 第3章(鳥居) マレーシアの開発戦略と政治変動
         : 多民族社会の安定装置は機能し続けるのか
 第4章(佐藤) インドネシアの経済危機と体制変革
         : 崩壊した秩序を再生できる
 第5章(山本) インドネシアの政治不安と社会統合
         : 噴出した暴力は国家を分裂に導くのか
 第6章(吉野) グローバル化の中の地域経済統合
         : AFTAは経済成長を促すのか
第2部 日本の関与と地域連携
 第1章(末廣) 日本の新たなアジア関与
         : 知的政策支援は可能か
 第2章(大庭) 地域主義と日本の選択
         : パートナーをどう選んできたのか
 第3章(岸本) アジア金融戦略の展開
         : 新宮澤構想を越えた包括的支援は実現するのか
 第4章(大辻) アジア通商戦略の深化
         : 産業協力と新時代連携は定着するのか
 第5章(小笠原)インドシナ外交戦略の変容
         : ASEANディバイドをどう是正するのか
 第6章(久保) 自動車メーカーの戦略的提携
         : ASEAN市場は十分に魅力的か
 第7章(洞口) 地域連携の政治経済学
         : 地域主義の流行はどう説明するのか
終章(末廣・山影) 「アジアの中の日本」をめざして

著者紹介

末廣 明(すえひろ あきら)
1951年生まれ。東京大学社会科学研究所教授。

山影 進(やまかげ すすむ)
1949年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。