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ゲームクリエイター作法 

ゲームクリエイター作法 木村央志 著

木村央志 著

発売日:2000.03.20
定価:1,650円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-0033-7

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この本の内容

「面白い」「つまんない」って何が決め手になるのだろう。気鋭のゲームクリエイターである著者が、文学・映画・ゲームを縦横にめぐりながら人間の心の闇にわけ入る。見てはいけないもの、してはいけないことになぜか魅かれる暗い欲望がプレイヤーの心を引きつけると説く、幅広いカルチャー批評。

目次

第1章 企画
やっぱり面白いゲームを作りたい/企画の「含み」って、何だろうか?/学ぶべきは、映画、映画、映画/アイデアの落とし穴
第2章 設定
滑稽な悪をめぐる思惑/ドッペルゲンガーの誘惑/ウラのウラにはなにがある?/どこまでいくとリアルなのか
第3章 シナリオ
アメリカンストーリテリングの妙味/難しいセリフは「お姉さん」にまかせる/言葉って、言葉だけじゃないんだ/思わせぶる、ほのめかす、かこつける
第4章 グラフィック
デジタルなのに癒されるなんて/異形が教えてくれるもの/マニエリスムのアブナイ悦び/ゲームCGの歩む道
第5章 ゲームデザイン
与えるゲーム、奪うゲーム/コンテンツは自前だ!/ゲームクルマ論/寓意でつながるネットワーク
第6章 マーケティング
ジタク、ギョーカイ、リアリスト/見えない価値の恐怖/人も、ゲームも、コミュニケーション力/コドモ大人とオトナ子供

著者紹介

木村央志(きむら・なかじ)
1959年生まれ。
ホンダに一年勤務した後、天野祐吉が主催するコピーライター養成学校にて学ぶ。コピーライターとして広告代理店で働いた後、1989年より、ソニー・ミュージックエンタテインメントにて、ゲームソフトの開発に携わる。初めてプロデュースしたプレイステーション用ゲームソフト「クーロンズゲート」でその異才ぶりを縦横無尽に発揮し、その筋では一躍有名になる。現在、第二作目に向け、シナリオを執筆中。