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知の創発 ロボットは知恵を獲得できるか

知の創発 伊藤宏司 著

伊藤宏司 著

発売日:2000.03.23
定価:3,080円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-6005-4

品切れ

この本の内容

最適性を追求した従来のシステムから、多様性と相互作用が生み出す新たなシステムへ――。人間、生物、機械の「知」を、創発システムの観点から問い直す。

目次

はじめに
第1部 群知能
 第1章 みんなの動きが自然にまとまる?――並列、拡散、流れ
 第2章 多くの物を運ぶ―群ロボット搬送システム
 第3章 みんなで輪になる――知識の共有について
 第4章 情報は環境にあり――群ロボットと環境の共進化
 第5章 コミュニケーション・ネットワークをつくる――通信による強調と創発
 第6章 ミクロとマクロ、そして内的記述――群知能の構成問題
第2部 人間を含むシステム
 第7章 多様性が鍵になる!――アイデアの湧く秘密
 第8章 自らを外から見る――システムから脱出する能力
 第9章 概念の違いを見きわめる――知的刺激による創発
 第10章 素早く巧みに――運動技能の創発
 第11章 創ること、わかること――創発的シンセシス
第3部 システムの実装
 第12章 免疫的な知――自律ロボットの行動制御
 第13章 力を合わせて働く――ミクロの機会
 第14章 形を自在に変える――ユニット機会
プロフィール

著者紹介

伊藤 宏司(いとう こうじ)
1944年生まれ。
東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻教授。脳システム科学、ロボティクス。
主な著書に、『生体とロボットにおける運動制御』(コロナ社)、『生体信号処理の基礎』(オーム社)、Computational Biomechanics(Springer)など。