書籍出版
名誉と順応 サムライ精神の歴史社会学
森本醇 訳
猪口孝/猪口邦子 編集
発売日:2000.03.24
定価:4,290円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-4016-9
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この本の内容
日本人における「個人主義」または「個」の意識の起源と変容の論理を、中世における「武士=サムライ」の発祥から戦国・江戸に至るまでの過程の中に発見しようとする極めてユニークかつ意欲的な試み。
目次
日本語版への序文
謝辞
1.社会学的アプローチ
はじめに
1 名誉、国家形成、社会理論 名誉をめぐる比較論的問題 名誉と権力の理論 マクロ構造的解釈の焦点 国家形成の文化的次元 文化、構造、人の力
2.サムライの起源と暴力
2 サムライの出現――古代世界における暴力と文化 サムライの出現 初期サムライの非農業的背景 伝承のなかの初期サムライ 地方社会における政治経済学 名誉文化の興隆
3 君主制度と名誉 組織革新としての君主制度 サムライ・ヒエラルキーの出現 鎌倉幕府とその直属の家来たち 君主制度における自律性と他律性 紛争の私的解決と公的裁判権 「世間」というもの
4 名誉ある死の儀式――合戦とサムライの感性 変化を促す触媒としての名誉 中世初期の合戦 自死の上演 名誉、死、代理 名誉とケガレのダイナミズム
3.解体と再編成
5 中世後期における社会的再編成 「家」の変容と女性の疎外 連合の新しい形を求めて 村における自治の発展 一揆組織の拡大と限界
6 戦時組織としての社会 戦国大名とサムライ再編成 軍事革命とサムライ再編成 国家形成と「喧嘩両成敗」の法 戦国時代の名誉と忠誠
4.徳川国家形成の逆説的特質
7 徳川の国家形成
8 統合と分権構造
9 徳川・新封建制国家――その比較論的評価
5.名誉と暴力の変容
10 名誉か秩序か――国家とサムライの自己決定
11 四十七士の復習
12 名誉の手続き化
6.臣下官僚制における名誉の分極化
13 国家中心の名誉と臣下官僚制
14 葉隠ー死の礼賛
15 儒学派サムライとポスト儒学派サムライ
7.名誉型個人主義と名誉型集団主義
16 統制と変化・二つの主題
エピローグ
謝辞
1.社会学的アプローチ
はじめに
1 名誉、国家形成、社会理論 名誉をめぐる比較論的問題 名誉と権力の理論 マクロ構造的解釈の焦点 国家形成の文化的次元 文化、構造、人の力
2.サムライの起源と暴力
2 サムライの出現――古代世界における暴力と文化 サムライの出現 初期サムライの非農業的背景 伝承のなかの初期サムライ 地方社会における政治経済学 名誉文化の興隆
3 君主制度と名誉 組織革新としての君主制度 サムライ・ヒエラルキーの出現 鎌倉幕府とその直属の家来たち 君主制度における自律性と他律性 紛争の私的解決と公的裁判権 「世間」というもの
4 名誉ある死の儀式――合戦とサムライの感性 変化を促す触媒としての名誉 中世初期の合戦 自死の上演 名誉、死、代理 名誉とケガレのダイナミズム
3.解体と再編成
5 中世後期における社会的再編成 「家」の変容と女性の疎外 連合の新しい形を求めて 村における自治の発展 一揆組織の拡大と限界
6 戦時組織としての社会 戦国大名とサムライ再編成 軍事革命とサムライ再編成 国家形成と「喧嘩両成敗」の法 戦国時代の名誉と忠誠
4.徳川国家形成の逆説的特質
7 徳川の国家形成
8 統合と分権構造
9 徳川・新封建制国家――その比較論的評価
5.名誉と暴力の変容
10 名誉か秩序か――国家とサムライの自己決定
11 四十七士の復習
12 名誉の手続き化
6.臣下官僚制における名誉の分極化
13 国家中心の名誉と臣下官僚制
14 葉隠ー死の礼賛
15 儒学派サムライとポスト儒学派サムライ
7.名誉型個人主義と名誉型集団主義
16 統制と変化・二つの主題
エピローグ