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国際知的財産権 サイバースペースvs.リアル・ワールド

国際知的財産権 石黒一憲　著

石黒一憲　著

発売日：1998.09.24
定価：5,280円
サイズ：A5判
ISBNコード：4-7571-2002-8

品切れ

この本の内容

情報覇権のために知的財産権を行使することの危険性に警鐘を鳴らしつつ、クロスボーダーな視点から知的財産権保有者の利益と、高度情報化社会の公的な利益とのバランス感覚を説く。

目次

序章　何のための知的財産権なのか
第1部　知的財産権保護と国境
　第1章　サイバースペースにおける国際的著作権侵害――牴触法的考察
　第2章　トレード・シークレットと国境――宮越対グルード国際二重基礎事件を契機として
第2部　国際通商問題と知的財産権
　第3章　次世代情報通信基盤と知的財産権――OECDにおける報告(1994年12月)
　第4章　知的財産権と国際摩擦――現状認識と展望
第3部　知的財産権と並行輸入
　第5章　オーストリアの並行輸入(容認)論における法と経済――オセアニアから見た日米通商摩擦
　第6章　知的財産権と並行輸入――BBS事件控訴審逆転判決を契機として
第4部　国際課税と知的財産権
　第7章　特許権等の使用に関連する国際的支払と日本の源泉課税――シルバー精工事件1審判決に対する疑問

著者紹介

石黒　一憲(いしぐろ　かずのり)
1950年生まれ。
東京大学法学部卒業。同学部助手、助教授を経て、1991年同学部教授。(経済法大講座[国際私法]担当)
電気通信技術審議会専門委員、産業構造審議会臨時委員、電気通信審議会専門委員、経済審議会臨時委員、日本国際経済法学会理事。
主な著書/『超高速通信ネットワーク』(NTT出版)、『ボーダーレス・エコノミーへの法的視座』『ボーダーレス社会への法的警鐘』(中央経済社)、『情報通信・知的財産権への国際的視点』(国際書院)、『〈研究展望〉GATTウルグアイ・ラウンド』(NIRA)など多数。共著に『〔提言〕通商摩擦』『世界情報通信基盤の構築』(NTT出版)など