ホーム > 書籍出版 > 科学と芸術の対話 マルチメディア社会と変容する文化…02

科学と芸術の対話 マルチメディア社会と変容する文化…02

科学と芸術の対話 NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 企画

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 企画

浅田彰 監修

発売日:1998.03.23
定価:2,090円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-87188-559-3

オンラインで購入

この本の内容

21世紀へ向けての言葉の花束。映像、音楽、建築、SF、思想など、各界で活躍するクリエイターのインタヴューを中心に構成される。待望の続編、浅田彰監修。

目次

序にかえて――浅田彰
PART1
ハイパーメディア社会における自己・視線・権力――浅田彰+大澤真幸+柄谷行人+黒崎政男

PART2――INTER/VIEWS
アーティストの用いるイメージの多くは耳や目や鼻で感じたものや、触覚から来ているのです――ローリー・アンダーソン
直接的体験とテクノロジーの相乗効果が全般的な文化の水準を押し上げてゆくのです――ピエール・ブーレーズ
私たちがテクノロジーであるとはとても考えられないような、驚くべきテクノロジーが存在しているのです――エリザベス・ディラー&リカルド・スコフィディオ
リアルとヴァーチャルが、どちらがどちらだかわからないようになると思うと、わくわくしますね――スコット・フィッシャー
現実も真実ももはや存在しない。ただ視点だけが、解釈だけが存在するのです――ジョアン・フォンクベルタ
マシンがわれわれになるのではなく、われわれがマシンの一部になるのです――ウィリアム・ギブスン
ほかのメディアでは絶対に成立しない新しい要素を体験してもらいたい――岩井俊雄
このインターネットという実験をせめてあと数年、続けてみたらと言いたいですね――ジャロン・ラニアー
欲望と解釈のあらゆるフォルムが消滅したときに、初めて建築と芸術の真の作用が機能しはじめるのです――ダニエル・リベスキンド
ネット・クリティシズムは、あらゆる政治的・経済的問題に矛先を向けるべきだと思うのです――ヘアート・ロヴィンク
形態と空間というパラメーターは次第に失速状態に陥りつつ、物質と光に向かっています――ジャン・ヌーヴェル
新しい技術の開発によって、私たち自身が拡張しつづけているのです――トーマス・シャノン
コンピュータの時代には、アーティストが楽観的になるリソースがあるのです――ジェフリー・ショー
絶対速度を実現するという快挙の陰には、世界の喪失があるのですーーポール・ヴィリリオ

著者紹介

【監修者】
浅田彰(あさだ・あきら)
京都造形芸術大学教授。
著書に『構造と力』(勁草書房)、『逃走論』(筑摩書房)など多数あり。